もっと塩味を!―Plus de sel,s’il vous plait!林 真理子中央公論新社このアイテムの詳細を見る |
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食べ物の話と芸能界の話。
いかにも林真理子らしい小説。
いつもこの人の意地悪目線は好きだけど、どことなしワタクシはワンランク上人間目線が気にいらない。
『…塩味』の方はどうやら実在の人物があるらしい。
一般庶民にはお呼びのない三つ星の店。
卒業大学で人をランクづけするのが彼女の常套手段だけれども、
食べる事にも分かりやすい冠が要るらしい。
『グラビア…』もまた編集部員を文芸担当がワンランク上でグラビア担当がどん尻と
分かりやすいレベル分け価値観がメインテーマ。
くだらないと思いつつ、休日のこたつの友にはなった。
林真理子の筆致はものすごく読みやすい。
内容に必ずステレオタイプの区分わけが入っていて分かりやすい。
図書館にあったので暇つぶしについ手が出た。
文句を言うなら読まなきゃいいのに、読んだ事のない本を見つけるときっと次も借りてくる。