愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

2015.5.3 日本共産党憲法記念の日演説

2015年05月03日 23時15分58秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等

 本日は、憲法記念の日である。横浜市内で憲法集会があったから私の友人の何人もが横浜市の憲法集会の会場へ集結した。私自身は、午後に近隣の党議員団及び地元の議員団の憲法記念の日の街頭演説があるので、横浜へ行かずに13時に錦糸町、14時に地元の平井駅へ行った。

 党墨田区議会議員団は、1922年の結党時から反戦平和を貫いた日本共産党の議員として安倍自公政権と対決することを述べた。墨田区議会議員選挙では5人の候補者が当選した。29歳の若手新人候補者であった村本裕哉さんが見事当選を勝ち取った。余談であるが、墨田区議会議員団の年齢構成を見ると江戸川より世代間継承が進んでいるようで羨ましく思えてくる。

 14時からは平井駅北口駅頭で江戸川区議会議員団の街頭演説があるので錦糸町から平井駅へ向かった。

 瀬端勇区議団長を先頭に議員団と河野ゆりえ都議会議員は、安倍自公政権が奨めようとしている戦争立法(集団的自衛権行使容認閣議決定を具体化するための法律制定)への策動を告発するとともに1922年の結党時より反戦平和の党として日本共産党が憲法の平和と民主主義を擁護するために闘うことを述べた。

 今年の江戸川区議会議員選挙では、私たちは、かつての同志らの裏切りに直面した。日本共産党候補者5人の全員当選、たんに全員当選したというだけではなくて定数44の中で全員が第15位以内の上位当選を果たした。同志だった人々の裏切り行為をはねのけての全員当選、特に小岩地域における新人候補者だった牧野けんじ区議会議員の当選は、私だけではなく江戸川地区で活動している、あるいは職場などで活動している区内在住の仲間たちにとって感慨深いものであっただろう。

 日本共産党中央委員会は、選挙後の常幹声明で党の自力をつける問題を提起している。このことは、江戸川でも例外ではない。4年後には現有5人を6人、7人、或いは8人の議員団を作ることが出来るように党を大きくすることが必要である。

 江戸川区議会には、日本会議という右翼団体に入っている議員が何人もいる。日本会議の会員になっている地方議会議員は、草の根から憲法の平和と民主主義を破壊するための尖兵としての役割を果たしている。自民党の島村和成区議会議員は、日本会議地方議員連盟の副幹事長を務めている。右翼が巣食う江戸川区議会において日本共産党の議席を増やすことは、右翼の憲法破壊の策動を打ち砕く上で全国的にも重要な意義を持っている。

 日本国憲法は、主権在民を前提にして基本的人権の尊重、平和と民主主義の原則を価値の基調としている。日本は、明治維新以降に帝国主義国家となって戦争と侵略への道をたどった。そして、日本はアジア諸国へ侵略戦争を仕掛けて数多くの人民を殺した。また、従軍慰安婦問題に見られるように日本軍国主義(日本帝国主義)が行った侵略戦争は、日本の敗戦から70年の年月を経てなおアジア諸国の人民へ多大な苦しみを与え続けている。このような戦争と侵略の道を辿ったことに対する反省として日本国憲法は、第9条において軍隊を持たずに交戦権を否認することを以って再び戦争をしないことを日本国内だけではなくて国際社会へ宣言している。ところが、安倍自公政権は侵略戦争を美化・賛美し、集団的自衛権行使容認閣議決定を2014年7月に行い、2015年の地方選挙終了後の国会で戦争立法(集団的自衛権行使容認閣議決定を具体化するための法律を制定すること)強行制定を策動している。このような状況のもとでの憲法記念の日が2015年5月3日である。また、地方選挙における日本共産党の前進は、安倍自公政権の戦争国家づくりの野望を打ち砕くために重要な意味を持っている。

 日本共産党は、1922年の結党時からの反戦平和の旗を掲げ続けている政党として安倍自公政権と対決し、日本と世界の平和に貢献する国づくりのために闘う。