愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

麻生太郎副総理は辞職せよ!

2013年01月22日 02時44分00秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等

 あれは、暴言なんてものではない。自民党の本性が如実に現れているだけだ。問題になっている麻生副総理の発言と撤回の顛末は以下のページに記されている。
http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013012101001752.html


「いいかげん死にたいと思っても『生きられますから』なんて生かされたんじゃかなわない。しかも政府の金で(高額医療を)やってもらっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらわないと」


 様々な人々の批判を受けてか麻生副総理は、公の場で言うには不適切な表現があったとか、終末期医療について意見したのではない旨を記者団に釈明しているようだが、『政府の金で(高額医療を)やってもらっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらわないと』と言うところに麻生副総理の個人的な資質による暴言ではなくて自民党の人民の生命と健康に対する軽視の本質が現れている。

 自民党は、高齢者への医療制度を狙い撃ち的に大鉈をふるい、切り下げてきた。この最たるものの一つが後期高齢者医療制度(2008年4月1日施行)という医療制度の中に姥捨て山をつくるという暴挙である。 これは、75歳以上の高齢者を「後期高齢者」と勝手に科学的根拠もない区切りをつけて健康保険や国民健康保険から切り離して75歳以上の高齢者を寄せ集めるようなものであり、リスク分散などを無視するようなもので保険技術的にもこれは出鱈目な所業である。このようなことをするのは、自民党が医療費削減のために高齢者を狙い撃ちしていくことに眼目があるからだ。高齢者を別制度に囲い込み、再現のない保険料値上げと医療費削減とをセットにして、将に年老いたらさっさと死ねという発想のもとで後期高齢者医療制度は、生まれた。

 自民党が今までしてきたこと及びこれからしようとしていることの政治的文脈で考えれば、麻生副総理の思想の根底には、「枯れ木に水をやってもしょうがない」という高齢者蔑視がある。これが、『さっさと死ねるようにしてもらわないと』という麻生副総理の発言へとつながっている。だから、麻生副総理が公の場で言うには不適切な表現があったなどと弁解したところで通用するわけがない。

 若死しない限り、誰もが年老いていく。年老いていけば、多くの人がどこかしら悪くなったり病気にもなりやすくなる。真の文明国は、長年に渡って社会のために尽くしてきた高齢者にたいして、人生の最終章を人間らしく穏やかに暮らしていかれるように様々な施策を講じるものである。ところが、自民党がしてきたことやこれからしようとしていることは、憲法第25条に真っ向から反しているし、およそ真っ当な文明国の所業とは無縁である。

 麻生副総理は、すぐにでも副総理を辞職しろ!

 細かい日付はなんとも言えないが、7月には国政選挙として参議院選挙がある。人民の生命と健康を軽視する、自民党をこれ以上、図にのらせる道理はない。今度の参議院選挙で自民党にたいして(公明党も同罪だ)目にものを言わせてやりたいと私は心底思う次第だ。

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