愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

これでは歴史上のファシストと変わらない/ファシズムの全国的拡大を止めよう!

2012年01月24日 01時10分24秒 | 地方政治

 まあ、とりあえず下記のリンク先の記事をご覧下さい。

議場では国旗に敬礼、大阪市長が幹部らに指示/「席に着く時」「答弁に立つ時」「休憩後も」
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120122-OYO1T00187.htm?from=main1

 橋下大阪市長が市議会の議場にて国旗に敬礼を徹底するように指示を出しているわけです。いちいち旗に敬礼するのではまるで軍隊みたいですね。そういう軍隊的な考え方を有しているのが大阪市長を務めている橋下徹氏です。

 橋下徹氏は、議会を何だと思っているのでしょうか。議会を軍隊とでも勘違いしているのかと私は言いたくなります。国家の軍隊の特徴に挙げられることに、上位下達の上官に対する絶対服従があります。これを目に見える形で示すと同時に担保するのが軍隊における敬礼です。規律を示すということは、軍隊では絶対服従が基本になります。

 市議会は、市民の投票によって選ばれた住民の代表者が構成し、予算の審議・可決、条例の制定をする場です。議会は市長にたいして絶対服従をする場ではありません。敬礼を義務付ける対象が局長以上の幹部職員ということですが、上意下達と最も相容れない、自由な言論を必要とする議会と言う場に敬礼という上意下達の絶対服従を持ち込むのは民主主義と相容れません。

 歴史的には、ナチスドイツのヒトラーやイタリアのムッソリーニが敬礼をよく利用していたようですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%81%E3%82%B9%E5%BC%8F%E6%95%AC%E7%A4%BC

 これは、命令に対する意味すら考えずに人々が服従するためです。

 橋下徹氏が意識しようがしまいが、実際にやっていることと意味することは、ナチスドイツのヒトラーやイタリアファシスト党のムッソリーニがしてきたことと同質です。これは、局長以上の幹部職員に対して議会での行動として徹底させようとするだけではなく、橋下氏をはじめとする大阪維新の会が策動している大阪市の市立施設への国旗掲揚、「国旗起立条例案」をふまえるとよく分かります。

 橋下徹氏は国政への進出を狙っています。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E0E1E2E29B8DE0E1E2E3E0E2E3E09191E2E2E2E2

 日本型ファシズムは、まだ部分的ではありますが、警戒を少しでも怠るわけにはいきません。こんな素っ頓狂なことを言っているような勢力が国政を握るわけないだろうとタカをくくっているとかつてのドイツのように深刻な事態が私たちを待ちうける事になります。

 自由と民主主義を保持するためには、先の大阪市長選挙で取り組まれた一点共闘を全国に広げていく必要があります。

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