愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

江戸川区政は本当に異常だ

2011年10月05日 03時49分01秒 | 江戸川区政関係

 2011年3月11日の東日本大震災とこれに伴って発生した福島第一原発事故は、日本の国政の異常と私が居住している江戸川区政の異常性を際立たせたと言えます。危機的状況は物事の本質をあらわにします。

 江戸川区政のことでいうと、いまでこそ区内の小中学校、幼稚園、公園の砂場における放射線測定をするようになりました。
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/shinsai/index.html

 もっとも、子どもたちが利用するところでも放射性物質が溜まりやすいのは砂場ではなく、滑り台の下あたりであって砂場がとくに放射性物質が溜まりやすいと言うわけではありません。ここに、放射線測定値をなんとか低く抑えて“対策を講じなくても済むように”したいという江戸川区の意図が見え隠れします。これが私の下衆のかんぐりで勘違いであれば良いのですが。

 福島第一原発事故の後に都内各地域でホットスポットが問題になったときに、他の区が放射線測定を自主的に始めた段階でも江戸川区側は放射線測定を積極的にやろうとしませんでした。「国の基準が決まっていない」など色々と屁理屈をつけながら。

 みなさんもご存知のように放射能のことでは、放射性物質が身体の中に取り込まれることによる内部被曝が深刻な影響をとくに子どもたちに与えます。ですから、全国の親御さんたちは日々摂取する飲食物には神経を尖らせていますし、そうせざるを得ません。ですから、学校での昼食に際して保護者の不安を少しでも解消することと子どもたちを内部被曝から守るという観点から、都内の様々な区では弁当や水筒持参を認めてきました。この点でも、江戸川区は弁当や水筒の持参をなかなか認めてきませんでした。今になって区民の運動と世論によってようやく教育長が答弁で「要望の方向で検討する」と言い始めました。これは、住民の運動と世論による成果です。

 10月9日に篠崎公園で「第34回江戸川区民まつり」があります。
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/chiikinojoho/event/kuminmatsuri10/index.html

 放射線測定器を自主的に購入して測定した人の話では篠崎公園はホットスポットです。そのために、区民からは区民祭りの会場になる篠崎公園の放射線測定を要望する声が上がっています。しかし、江戸川区側はこのことを正面から受け止めるどころか“攻撃するような”姿勢すら有しています。2011年10月9日の行われる「第34回江戸川区民まつり」会場の篠崎公園での放射線測定の要求をを日本共産党江戸川区議団が江戸川区側に申し入れしました。このことにたいして、江戸川区の姿勢は「無駄な測定はしない」とする始末です。瀬端区議団長がブログで書いているように江戸川区政には、住民とくに子どもたちを放射能から守ることより、こういう要求を攻撃する姿勢すらあります。
http://jcpedogawa.jp/sebata/?p=1090

 東京23区の中で江戸川区は子どもたちがもっとも多い地域です。こういうことを特に考えると多田区政の異常性がいっそう際立ってきます。

 江戸川区の子どもたちを放射能による被曝から守るためには住民の運動と世論をもっと高めていき、江戸川区側に住民の正当かつまっとうな要求を「ごり押し」して区側ができる限りの施策を講じるようにする必要がまだまだあります。


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