愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

日本共産党の外交政策は、対立党派をもうならせる!

2010年11月13日 23時24分38秒 | 江戸川区政関係


 Twitterでもつぶやいたことではあります。今日の13時30分ころJR平井駅北口に通りかかったときにどこかで聞いたことがあるような論点が聞こえてくるのです。でも、近所の共産党の議員ではないよな???と思いながら近寄ったら、なんと自民党の江戸川区議会議員である島村和成さんが演説していました。尖閣流出問題ビデオの事に関してなんと日本共産党の志位委員長が発表した党中央委員会の見解を、「公開するべきものを公開しなかったことが問題である云々」というくだりを引用しながら島村和成さんは政権批判をしていました。

 尖閣流出ビデオのことが終わったあとは、ロシア連邦のメドベージェフ大統領による国後島「訪問」に関しても日本共産党の発表した見解について「私も同感である云々」としながら政権批判をしていました。

 島村和成さんの手元を見ていたら、少し離れていたのでよく分かりませんが、日本共産党の見解の重要箇所をわざざメモまでして演説していたように見えました。

 正直、私は驚きました。江戸川区議会の自民党の中でも島村和成さんはタカ派の思想の持ち主でありまして、そういう意味では日本共産党とは相容れない立場の政治家です(共闘関係などつくれるわけない)。このような人がわが日本共産党の外交問題に対する見解を引き合いに出して活用するとは、それだけに驚きです。

 ただし、自民党に外交問題に関して突っ込ませていただきますと、尖閣諸島問題が現在になってなおこじれており、漁船が海上保安庁の巡視船に衝突してくるなどということがきっかけでこじれ方が深刻になってくるのはどうしてなのか、そもそもの根源は、歴代政権(自民党)が事実と道理に基づいて尖閣諸島の日本国による領有が正当なことだということを中国政府と国際社会に明確に訴え続けてこなかったことにあります。現行の政権を批判するならば、自身の党の与党時代からの外交政策のあり方の根本が問われるわけであり、これを批判的に総括してしかるべきです。

 また、自民党は国際社会の日本が絡んでくるような紛争事項を持ち出して憲法の平和原則を破壊しようとする傾向を色濃く有しています。現在の時代は、国際紛争を外交で解決するのが筋というものです。あれこれの紛争事項を口実にして憲法第9条を破壊して日本をわざわざ戦争できる国にするなど筋違いもいいところです。

 自民党の人がわが党の見解を引き合いに出すのは勝手ですが、主権国家として云々というならば日米安保体制による対米従属に日本社会を陥れて、これを半世紀以上続けてきた責任は極めて重いものがあります。どのようなことでも日本外交の病理の根源には日米安保体制があるのですから。

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