細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

「示方書勉強会」から「次世代の示方書を勉強する委員会」へ

2009-06-13 08:41:27 | 研究のこと
昨日は、第11回目の示方書勉強会でした。JR東日本構造技術センター所長の石橋忠良博士に、勉強会としてインタビューをしました。2時間半の濃厚なディスカッションでした。

現在の日本で、土木学会のコンクリート標準示方書のことをもっとも熟知しておられる方であることは、万人が認めるところでしょう。その石橋さんの深い思い、知識を2時間半で浴びるように吸収いたしました。我々にその基礎力があることも、質疑で当然に理解していただけたでしょうから、非常に濃厚なディスカッションでした。

私はおそらく、昨日のディスカッションを最も理解している人間の一人だと思いますが、理解はできても、これを次世代の示方書に反映させていく、つまり実行していくことはとんでもなく大変なことです。でも、それをやろう、と我々は覚悟を決めつつあるのだと思います。

そして、プライベートな示方書勉強会はほぼ永続させるつもりですが、土木学会のコンクリート委員会の3種委員会として、われわれの勉強してきたことをさらに押し進めて、示方書に反映させることを真剣に議論する委員会を立ち上げることに、ほぼ決まりました。昨日の懇親会で気炎をあげた結果、決まりました。

まだ委員会名称は仮称ですが、「次世代の示方書を勉強する委員会」にしようか、と昨日は相談しました。

もちろん、委員は公募です。委員長は石田哲也先生、幹事長は私、細田の体制になりそうです。勉強会の議論は、かなりの部分がこの委員会に反映されることと思います。

どんどん展開していきますね。止まらなくて怖いのですが、まあ何とかなるでしょう。

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