細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

第2ピーク

2020-01-21 16:59:23 | 人生論

毎年のことなのですが、この時期は非常にタイトなスケジュールとなります。18日、19日のセンター試験も監督業務でフル拘束でしたので、体力的にも非常に厳しい状況に陥っています。24日の木曜日で一段落しそうで、そこまでが一つのピークです。

毎年、10月から秋学期が始まり繁忙期に入り、2月末まで続きます。毎年、4~5つのピークがあるように思いますが、今年の場合は、現在が第2ピークの最中です。一つ目は12月の下旬に訪れました。

このような厳しい状況を何とか高いレベルのパフォーマンスを保って乗り切るために、全力を尽くすしかないのですが、当たり前のことをきちんとこなしていくことで、日々を乗り切っているところです。

・なるべく質の高い睡眠を確保する。この時期はここが確保しにくくなってくるので、どうしても疲れが抜けにくくなります。
・毎朝の体操、柔軟体操、その後の入浴で体を温める。
・しっかり食べる。
・精神的なユーモアを忘れない。

結局、以上のようなことに気を付けて、起きている時間を最大限に有効に使うしかありません。

「土木史と文明」の講義も今日で14回目が終了しました。来週の15回目で終わりです。

2011年に開始した講義ですので、今年で9年目です。来年がいよいよ10年目となります。

いつまでこのスタイル(毎回、学生が15~20分かけて書くレポートにすべて目を通して、採点済みのものを翌週に返却する。学生の興味深い意見や視点をピックアップして、翌週の講義の冒頭に受講生に見せて、私が解説を加える。今年もかなり受講生が多く、250名以上かと思います。。。)を続けられるか分かりませんが、可能な限り続けたいとは思っています。受講生がどう理解しているか、感じているか、私も勉強になりますし、双方向のコミュニケーションが一応、成立しています。

9年もやっている間に、社会の状況も相当に変化しました。政権交代もありましたが、基本的には社会の状況は悪くなる一方であったかと思います。私も様々な勉強を重ねたり、経験を積んだりして、講義で発信できる情報、メッセージの質も向上してきました。今年の講義の終盤では、社会科学の分野の知見等も紹介しており、学生からすると「なぜこのような正しくない政策が取られ続けるのだろう」という当然の疑問に対しても、社会科学の知見から分析すると、ストンと落ちるように理解が深まったようです。

歴史的経緯も含めて、社会の状況を正しく認識し、将来どのように進むべきか、自分自身はどのように成長して社会に貢献すべきか、学生たちそれぞれに考えてもらうために、手間のかかる講義ではあるのですが、努力を継続したいと思います。


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