細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

後世への・・・

2010-10-17 19:35:06 | 人生論
今度の水曜日21日から,学部3年生を対象にした少人数ゼミが始まります。

回数が限られているので,初回に集まってもらう前に,内村鑑三の「後世への最大遺物」を読んでから来てもらうように指示をしました。というわけで,私も週末に読みました。

読むのは最低3度目です。もう読む必要はないかと思っていましたが,やはり今回も読んで刺激を受けました。ほぼすべての考え方は私の血肉にはなっていますが,内村の言葉として直接聞きなおすことで,励まされることになります。

後世に残すべき「最大」遺物は,「高尚なる勇ましい生涯」である,と内村は説きます。そして,障害があればあるほど,それを乗り越えようとする生涯は高尚で勇ましいものになります。

私にも多くの「障害」がありますが,それでこそ自らのトレーニングのしがいがあるというものです。

15日の金曜日には,長女の保育園に「保育参加」。朝9時からお昼ご飯の終わる12時半まで,娘の保育園のクラスに入って一緒に過ごしました。長女は楽しみにしており,クラスの子供達のことも私はよく知っているので,思い切り遊びました。特に公園でのリレー,その後のおにごっこはすさまじかったです。私もすべて参加して,おにごっこは30分以上,ほぼ走りっぱなし。即筋肉痛になり,日曜日まで痛かったです。しかし,さすがにそこまでやる親はいないのでしょうが,完全に子供達と一緒になって遊ぶことができ,お昼ご飯のときもたくさんおしゃべりして食べました。

子育ては私にとって「障害」かもしれませんが,家庭も子育てもしっかりとやりながら,教育者,研究者として活躍することは,「高尚で勇ましい」生涯と言えるでしょう。その姿をいろんな人が見ていることも認識しています。

自身の能力も含めて,数え切れない「障害」がありますが,それらを言い訳にするのなく,乗り越えることを楽しんでいきたいと思います。

今日もPowersの本を読みました。だんだんと面白くなってきました。

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