細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

たけのこの里(練乳いちご味)

2017-12-06 09:14:55 | 職場のこと

繁忙期も最初のピークに差し掛かり、人間の体の中で最もエネルギーを消費するらしい、脳みそが非常に疲れます。

昨日の火曜日は、毎週恒例の土木史の講義ですが、昨日のテーマは「世界を変えた鉄道」です。毎回、深くて重いテーマですが、今回も全力で講義しました。

冒頭は、福沢諭吉の「文明論之概略」から引用する形で、文明(Civilization)について説明しました。土木工学がCivil Engineeringですので、9回目の講義になると、今日の説明もすんなりと入る学生も少なくなかったようです。

私の講義のこの回では、元JR東日本会長の山之内秀一郎さんの著書「新幹線がなかったら」「なぜ起こる鉄道事故」や、仁杉巌さんの「鉄路の安全を守る」から引用する形で、鉄道システムを安全に運用することの難しさ、歴史を教えます。列車が高性能であることももちろん重要なのですが、それよりもむしろ、線路、軌道をしっかりと維持することの過酷さ、難しさ、重要さについて学生が気づきます。

最近の火曜日は、土木史の講義を全力で行った後、夕方に仕事をしていると脳みそのエネルギーが枯渇し、頭の働きが極めて鈍くなるのを何度か経験しました。

昨日の場合、朝も、土木史の講義の直前まで研究のミーティング。講義終了後に会議一つ、その後、また研究のミーティングが続く、というスケジュールでした。明らかに脳みそのエネルギー不足に陥りそうだったので、15:50からの博士課程の学生の毎回ヘビーな打ち合わせの前に、学内のコンビニで、たけのこの里(練乳いちご味)なるものを購入。事務室の女性スタッフたちにもいくつかおすそ分け。私もいくつかほおばって、さらにジンジャー風味のカゴメの野菜ジュースも飲んで、研究打ち合わせへ。

エネルギーを補給した頭の働きはいつもより格段によく、この研究のある局面も打開できたように思います。

その後も、何度か脳みそがガス欠になりかけたので、そのたびに、たけのこの里とジュースでエネルギー補給。18時ごろまで研究ミーティングをいくつかこなすことができました。

帰宅後は、珍しく家族そろって夕食。手伝いに来ている母親の鍋料理で皆で団らん。長女は中間テスト真っ最中でストレスが溜まっているようでしたが、皆で健康的な食事をいただき、会話しました。

夜は疲れ切った脳みそも休めるため熟睡。

脳みその働きがいまだに向上しているのか、すでに衰えに入っているのか分かりませんが、とにかく鍛え、栄養を与え、よく休ませるしかありません。

脳みそが酷使される環境で働けることに喜びを感じ、トレーニングを重ねていければと思います。そうすることで社会に何らかの貢献を続けることができるかと思います。

今日の水曜日は、つくばで屋外試験体の非破壊試験での計測。様々なツールを持ち寄っての計測です。寒い。

明日、木曜日の夜に、釜石に入ります。8日の金曜日は一日、南三陸国道事務所の管内で、復興道路プロジェクトの実務・研究です。