細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

10月からの繁忙期を前に

2016-09-27 05:46:12 | 人生論

一般的に大学の教員は年度後半の方が忙しい傾向にあるとは思いますが、私は講義のほとんどを10月からの秋学期に抱えていることや、来年度から始動する「都市科学部」のための準備等もあり、例年以上の繁忙期になるかもしれません。毎年のことなので、慣れてきてはいるはずですが、やはり10月が近づいてくると自然に引き締まる感じがします。

9月23(金)~25日(日)は久しぶりに3連続で水泳をしました。私は、1000、1100、1300mと泳ぎました。出張等も続き、23日は久しぶりに泳いだので、 ぎこちない泳ぎでしたが、最終日の25日は泳ぎもスムーズで1300m泳いでも疲労をあまり感じませんでした。何事も、練習が大事なのですね。ブログも論文も同じかと思います。後半の2日は次女も同行し、背泳ぎを一所懸命練習し、20m程度泳げるようになりました。

大学のいわゆる夏休み期間中は、教員は遊びほうけているわけでは決してありませんが、私の場合、10月以降、自身のスケジュールにより自然に律される状態に比べ、自己管理もどうしても甘くなってしまいます。出張等が続くとどうしても懇親会も重なるのですが、23~26日の4日間のうち3日間は飲酒も止め、普段よりもさらに食事に気を配り、仕事にも精を出し、大分リズムが戻ってきました。

基本的にストイックな性質なので、しっかりと納得の行く生活していることで満足感を得られます。

今週、一週間を最優先事項から逃げずに過ごし、いよいよ来週からの10月を万全の態勢で迎えたいと思います。

10月1日(土)には、仙台の深松組に招待されて、コンクリートに関する講演です。社長の深松努さんのご講演を初めて聴いたのが2015年9月14日の山口県でのコンクリートの品質確保講習会での特別講演でした。衝撃を受け、ぜひ横浜国立大学の学生たちにも聴かせたいと強く思い、2016年2月2日に大学にご招待して特別講演をいただき、私も前座として復興道路の品質確保について講演しました。そして、今回、深松さんに招待いただいて、深松さんの会社の社員に対してコンクリート構造物の品質確保について講演することとなりました。

事前に、土木、建築の社員の方々から質問をいただきました。事前の質問に回答することも含めての2時間の講演ですが、とても楽しみです。

鞆の浦の研究にも動きの萌芽がいろいろとみられており、合意形成の第一人者の桑子敏雄先生が鞆まちづくいビジョンワークショップを全5回で開催されており、その第2回目が10月5日(水)に鞆の浦で開催されます。これに、今年度鞆の浦の研究に関わる4年生の石橋さんと一緒に参加することにしました。桑子先生のチームに加えていただけるようで、これまで細々と続けてきた地域防災の研究も、お役にたてる可能性があり、とても期待しています。

水泳でリズムを取り戻した数日間、斎藤孝先生の「悔いのない人生 死に方から生き方を学ぶ「死生学」」をざっと再読し、やはり悔いのないように自分らしく生きよう、と思い直したところです。

脈絡がありませんが、齋藤さんの本にもいくつかの辞世の歌が紹介されていたり、ラジオを聴いていて川柳や俳句も面白いな、と思い、次女との水泳のシーンを切り取りました。歌を作った記憶はほとんど無く、処女作に近いため技術も何もありませんが、私にとっては情景がすぐに浮かぶ作品です。

「ゴーグルと 水泳帽の 似合う美渚」

「背泳ぎを 教えてと待つ わが娘」

10月以降、駆け回ることになると思いますが、楽しみです。