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日々の愚問:問題山積み

2023-05-06 06:29:09 | 日記
荷物を運べない

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい愚問
を取り上げています。
今週は「物流の2024年問題」です。

 新聞に載っていた全日本トラック協会などの団体が出した広告で2024
年問題って初めて知りました。
 <2024年4月からトラックドライバーの時間外労働が960時間で
上限規制され改正改善基準告示が適用される。>
 960時間と言われてもピンときませんが、現状を知ると深刻さが分かります。
<トラックドライバーの1カ月の拘束時間の目安は274時間。
繁忙期になるとこれを超える業者は全体の34%になる。>(KANTSU より)
25日で割ると1日11時間。
それでも足りない月があるのに、大枠が規制されるとなれば運べない荷物が
出るのは当たり前です。

女性や高齢者

 検索によると違反には罰則が科せられるそう。
その結果→労働時間が減少→会社全体の売り上げ利益減少→ドライバーの
収入も減少→転職→ますます荷物を運べない。
対策として運賃値上げをすると→荷主の負担増加→契約先の変更で、こちらも
どん詰まり。
 長時間労働になる背景には様々な理由がありました。
<①着(発)荷主で待ち時間が発生する ②納品の時間指定など条件が厳しい 
③積み込みなど手作業が多く作業時間が長い ④オーダーに合わせた効率的な
配送計画が無い>(KANTSU より)
 将来は自動運転技術、ロボット技術、IT技術、倉庫内の自動化などを導入し、
作業時間とコストの削減を目指すとありました。

 業界が取り組んでいるのが2024年問題自体の浸透とその対策に対する
理解の浸透。
新聞の広告以外にも<SNS・自社のホームページ、パンフなどの媒体を駆使。
また人材確保のために従業員のニーズに応じた働き方の提案、福利厚生の充実。
女性や高齢者など幅広い人材が働ける環境の整備。>(船井総研ロジ株式会社 
より)とありました。
 問題解決の一助に高齢者の応援が期待されていますが、その高齢者には
別の問題が忍び寄ります。
それが「2025年問題」
2025年には人口の四分の一が後期高齢者になる予測。
 <介護人材の需要見込みは253万人、対して供給は215万人、その差
37万人が不足。>
 医療費も同様で<2021年は国民一人当たり35万円だが75歳以上
では94万円と大幅に増加。
そのため現役世代の負担が急増する。>(SDGsMAGAZINE より)
2025年に予測されるのは介護・医療・社会保障の問題。
 24年も困るけれど25年はもっと困りそう。




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