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昭和のプロレス:46歳のスタミナ

2023-05-05 06:29:39 | 日記
修業時代に対戦

 「甦れ!金曜8時の昭和のプロレス」では主役を盛り立てた脇役達を
振り返っています。
今週登場するのは「黒人レスラー初のショーマン派、スイート・ダディ・シキ」です。
 派手なコスチュームを纏いドでかい蝶ネクタイを締め、髪は金髪。
白い縁取りのサングラスを掛け、白い手袋で手鏡を持ってリングに登場。
怪しい雰囲気をまき散らしたパフォーマンスで観客を脱力させます。
 ところがゴングがなるや俊敏な動きにギアチェンジ、驚異的なジャンプ力
で180cm110kgの身体が宙を舞います。
空中で捻りを入れながら相手を蹴る独特なスタイルはスキュリー式ドロップ
キックと命名され、それ見たさの観客を会場に集めました。

 アメリカ修行中だったジャイアント馬場とも対戦しています。
1961年11月10日のシカゴ大会。メインでバディ・ロジャースがサン
マルチノを破った試合の前に一騎打ち。
 翌12月には8日と9日にシキ、アート・トーマス、ベアキャット・ライト
組対馬場、東郷、芳の里の6人タッグ。
15日にはニューヨークでライト、芳の里を交えたタッグマッチで対戦しています。
 そんなシキが初来日したのは1965年4月の日本プロレスの第7回ワールド
リーグ。
決勝まで勝ち抜いたブラッシーに次ぐ戦績を収めています。
その勢いのまま次期シリーズにも残留しましたが、再来日はありません。

前田の卍固め

 20年近く経った84年の1月に漸く再来日したシキが上がったのはUWF。
社会現象とまで言われたブームを巻き起こす前の旧UWFです。
 10月5日の後楽園ホールでのストロング・ウィークス開幕戦、第3試合
で無名の外人を相手に12分38秒に体固めで勝利。
9日は第1試合で10分9秒、10日は第2試合で11分11秒、いずれも
無名の外人から勝利をあげています。
 11日の試合ではメインに登場して前田・藤原組とタッグで対戦。
22分3秒の熱戦の末に前田の卍固めに敗れています。
 後半戦では日本人との対戦が増え、山崎・高田・木戸に負け、空中・隼人
に勝利。
時に見事なドロップキックも披露しています。(団塊jrのプロレス列伝 より)

 熱戦譜を見て驚くのはその試合時間。
旧UWFは所属レスラーが少ないため多くの試合は組めません。
当然1試合当たりの試合時間はある程度の長さが無ければ興行が成り立ちません。
そこで出場選手には試合時間を伸ばす要請があったのかもしれません。
 シキの試合時間は全てが10分以上で時には20分越え。
22歳の高田が9分代の試合もしている一方で、46歳のシキの頑張りには
頭が下がります。


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