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日本語のおさらい:イクラとイワシ

2019-05-30 06:29:49 | 日記
これも外来語?

 毎週木曜日はちょっと気になる日本語を取り上げていますが、今週は外国から入って
来た言葉についてです。
今やすっかり日本人に親しまれているけれど実は外国生まれ、そんな言葉がたくさんありました。
 ボタンやタバコやコンペイトウはポルトガルから伝わった言葉、それは昔教科書で読みました。
同様にカルタやカステラも元はポルトガル語。
 貿易が急速に発達した時代に西洋の品物や言葉がどっと流れ込んで来て、何時しか消えて
無くなった物もあれば、しぶとく生き残っていまだに使われている物もあります。
改めてそれらを見ると意外な言葉が混じっています。

 「お転婆」はオランダ語が起源なのだとか。
「ポン酢」も同様にオランダ語、まさか外来語とは思いませんでした。
「ズボン」はフランス語で「セイウチ」はロシア語。
「背広」は英語、「簿記」はBook Keeping、「画廊」はGalleryが転じたこれまた英語と
聞くと驚きます。
 でもその驚きはまだ初心者級、想定外の日本語までもが外国産。
例えば「襦袢」はまさかのアラビア語、「瓦」は仰天のサンスクリット語なのだそうです。
(TABIPPO.NET より)

英語?中国語?

 外国の言葉だと思わずに使っているのは日本人だけでは無いようです。
<魚のイワシはロシアでも「イワシ」と言うそうです。
日本語由来のロシア語ですが、あちらのほとんどの人々は純粋なロシア語だと思っている様です。
 反対にロシア語由来の言葉で日本に定着しているものもあります。
大正時代にロシアから製法が伝わった「イクラ」です。
ただしロシアでは魚の卵全般をそう呼ぶので、日本のイクラは「赤イクラ」、キャビアなら
「黒イクラ」と言い分けるのだそうです。>
(NHK気になることば見とく知っとくナットク! より)
 ロシア人よ鰯は立派な日本語だよ、何を言うか日本人、イクラは純粋なロシア語だぞ、
そんなやり取りがありそうな気がします。

 世代によっては意味の通じない言葉もあります。
現役サラリーマンだった十数年前、後輩に「ロートルだから~」と言ったらきょとんとされました。
自分では年寄りを表す英語由来の外来語だと思って使ったのですが。
 今回この言葉を調べたら、私の認識は間違っていました。
<中国語で老人を意味する「老頭児」からきたもの。
中国では親しみを込めて使われるが、日本では使い物にならない等の否定的なニュアンスで
用いられる。
昭和の後期には使われなくなった。>(日本語俗語辞書 より)
 そんな消え行く昭和の言葉を平成の時代に使っていたとは、何ともロートルなオヤジです。
令和の時代には、使い物にならない「ポンコツ」を返上して、「愛される」風なロートルを目指すと
しますか。


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