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身近な生き物:ホシよっつ

2023-05-31 06:29:19 | 日記
印象的なお腹

 5月13日に参加した自然観察会。
そこで知り合ったご夫婦がスマホの写真を見せてくれました。
あまり鮮明ではないけれど葉っぱにとまったトンボが1匹。
 「先月の末に自宅で撮影したけれど、何トンボか分かる?」と尋ねられ
ましたが、さて弱った。
私の知識ではトンボとは夏から秋に見かけるもの。
こんなに早く活動している虫じゃありません。
 冬を越したトンボの可能性がありますが、越年するのはイトトンボの仲間
のオツネントンボ。
全体が黄色がかった茶色で平べったい腹部が妙に印象的な写真とは全くの別物。
このトンボ、正体はいったい何?

 最も多くの種類がみられる活動のピークは7月から9月。
でも他の時季にもトンボは活動しているのだそうで。
<春季種、夏季種、秋季種、季節性のない種に分けられる。
春季種の中には4月に羽化するものがいる。>
 知らなかったけれど春先に飛び回るトンボは結構いるようです。
<黒地に黄色い模様のサナエトンボ、黒地に黄色や黄緑の模様のサラサヤンマ、
黄色と茶色の混ざったヨツボシトンボなどがいる。>(開運net より)
 写真を見るとヨツボシトンボの色合いがよく似ています。
胴体の平べったい印象もそのものずばりです。

 他の解説にも当たってみました。
<体色は黄褐色で腹部が太い。
成虫は池や湿地で4月から6月に見られる。>(進化する昆虫図鑑 より)
<腹部は水平方向にやや偏平。>(昆虫写真図鑑 より)
 いずれも印象的な腹部が取り上げられています。
どうやらヨツボシトンボって名前で間違いなさそうです。

育つヤゴ

 <メスは腹部先端で水面を叩く様にして水中に直接卵を産み落とす「打水
産卵(だすいさんらん)」をする。>
 卵の大きさは僅かに0.5mm。
脱皮を繰り返して5齢幼虫で3.8mm、10齢幼虫で12.8mm。
ヤゴとして1年から2年過ごした頃には25.4mmまで育っています。
(ヤゴペディア より)
 そして4月下旬ころ4~5cmの成虫になって飛びたちます。
孵化直後は1.3mmしかなかったヤゴが、弱肉強食の世界を生き抜いて
命を全うしました。

 名前の由来は翅にある4つの星。
<4枚の翅のそれぞれの前縁真ん中に黒い点がある。
これが四つ星。
割と珍しいトンボ。>(SATOMORI より)
 分かり易い解説ですがここで小さな疑問。
斑紋は羽の先辺りにもあるので正確には8つ。
ヤツボシではと尋ねるのはヤゴの苦労を鑑みれば、野暮ってもので。 
 
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