いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

夏のセール定番品

2011-07-16 06:00:33 | カジュアル
夏の暑さが本格的ですね~。
外出が多い私にはかなり厳しい気候になってきました。
まして、私の場合は常に上着着用を常としているので
尚更です。

さて、そんな暑さのせいで
服飾指数もダウン気味ですが
夏のセールで
もう一つ買っておかなければならない
定番品があります。

冒頭の写真、インコテックスのトラウザースです。
色々なイタリアのトラウザースを試着しましたが
やはり既製品ではこのトラザースが
抜群に良いと思います。

これは勿論、体型や
好みによっても違いますが
私の場合はその股ぐりのフィッティング感や



脚部のラインの美しさが
ずば抜けていると思います。



ということで
今年も伊勢丹でインコテックスを購入。

色は以前から気になっていたネイヴィーです。
素材は夏らしく
麻53%綿47%。
この素材、とてもさらっとしています。



そして前のモデルでは
品質表示のところにしかなかった
SLOWEAR JAPANのロゴ。
いったいどうしたのでしょう、、、
こんな目立つ場所についてます。
といっても脱がなければわかりませんが。



さて、コーディネートですが
ネイヴィーのトラウザースは
何にでも合わせやすいと思います。
先日購入したFRYのシャツにコードレーンや
シアサッカーのジャケット
靴はサマースエードとか
良いですね。

夏物のインコテックスのトラウザースは
これで4本目。
白、赤、ライトグリーン
そして今回のネイヴィー。

う~ん、、、
来年は何色にしよう、、、、



Hartmannという会社

2011-07-10 05:31:12 | 
先日ご紹介した
Hartmannの鞄。



実は足の一部が
欠けていました。



実用上は問題ありませんが
何か修理の方法は無いかな、、、

まさかオークションで購入した
ヴィンテージの鞄を三越に持ち込む訳にもいかず
仮に三越がOKだとしても
この鞄を持ち込む手間を考えると
自分で何とか出来ないかなと考えていました。

これは得意の
突撃モード、ダメもとで
Hartmann本社のカスタマーセンターに
メールで問い合わせてみました。
英語なので言葉のニュアンスは不明ですが
おおよそのやり取りは以下の通りです。

私 「日本在住のらみいと言います。
   Hartmannの鞄を持っていますが
   鞄の底の脚が欠けて困っています。」

HartmannのD氏
   「わかりました。どんな脚ですか?
    出来れば写真を送って頂く事は
    可能ですか?」

私 「わかりました。
   写真を送ります。」

D氏 「あなたの言っている事が良くわかりました。
    パーツセンタに部品を手配して
    無料で送付します。」

私 「おお素晴らしい!!
   ありがとうございます。部品の到着を待っています。」

というようなやり取りの後
約2週間。
冒頭の写真の封書が家に到着しました。

開封すると何と4本セットの
パーツが!!



勿論すぐに取り付け
D氏には下の写真を添付して
お礼のメールを送ったのは言うまでもありません。



元々の鞄が大分昔のモデルですので
脚の材質感は少し違いますが
これはやむ得ない事。

まして、そのパーツが今も同じ仕様で
用意されていることの方が凄いと思います。

そして何より素晴らしいのは
一介の英語も怪しい日本人に
ここまで対応する会社としてのスタンス。

Hartmannは既に日本から撤退しているので
「日本はサポートしていない」とか
「購入したところに問い合わせてくれ」とかの返事かと
思っていました。

特に最近、アメリカのオークションの
eBAYなどで出品者が法人であっても
そっけない事務的な対応で
「無理ですね~」との回答を
良く経験するので
今回の対応はとても感動しました。

こういった些細な事の積み重ねが
CS(顧客満足度)を向上させ
ひいてはブランドの魅力に
大きく影響すると思います。

Hartmann!!
素晴らしい会社です。
益々ファンになりました。



夏本番

2011-07-09 22:43:40 | ドレスシャツ
さて、関東ではだいぶ早く梅雨が明けましたが
夏と言えば

そう、、、

セールです。

ただ、最近はセールで欲しいモノもなくなってきました。
と言うより、好みが変わったというのが
正確なところかもしれません。

オーダーやビスポークしなけば
手に入らないモノ
あるいは、今は既に製造中止となった
ヴィンテージなモノ
主要な興味の対象がそういったモノに変わりつつあります。

そこにプラスして
この暑さで装いにかけるパワーも
ダウン気味です。
とても、人混みをかき分けて
お目当てのモノを入手!
という感じではありません。



出来れば、ゆっくり見れるお店で
落ち着いて買い物がしたい、、、



ということで
信濃屋馬車道店のサマーセールへ行ってきました。

セールに行って
セール対象外のモノを購入するのが
得意技!?の私ですので
そういったことを避ける為
今回はあらかじめ、購入するモノを決めて訪問しました。

実は私は信濃屋さんの
ある商品はピカイチに違いないと
確信しているモノがあります。

それは、、、

そう、別注のFRAYのシャツです。





店長のY木氏によると
元々信濃屋別注シャツは
あの白井さんがヴィンテージの
ドレスシャツをFRAYに持ち込み
それを参考に
作ってもらったのが
基本になっているとのこと。

とてもクラシックな作りで
今やビスポークでなければ
手に入らないような
パターンです。
特に前身頃の下部の作りのカットとかが、好きですね~。





正価でも、安めな設定なのに
それがセールでは40パーセントオフ。
最近では、毎回、信濃屋さんのFRAYのシャツを購うようになりました。

そして、今回購入したのが
冒頭のドレスシャツになります。

ストライプのモノと
迷いましたが
どうもこのチェックを見たら
エレガントなウィンザー公を思い出し
こちらを選んだ次第です。



ドレスシャツでは初めて購入するチェックのシャツ。

このシャツであれば
ジャケット+コットンリネントラウザースというスポーティな
組み合わせが一番似合いそうです。

高度な技ではチェックオンチェックというのもあるでしょうが
私は手持ちのジャケットであれば
無地のオレンジやスカイブルーのジャケットに合わせるのが
いいのでは?と思っています。

又、ネイヴィーのジャケットを選べば、結構落ち着いた感じに纏まると思います。

作りはいつもの通りのFRAY。
マシンメイド最高峰とも言える見事な運針の縫製と
適度なゆとりの身頃
そして、
私が好きな襟の形と固さです。

FRAYのシャツは
本当にイイなあと
いつも思います。

暑い夏でも
こういった
長袖のドレスシャツを
涼しげに着用し
一服の清涼剤のような
着こなしをしたいですね。

さあ、いよいよ、夏本番です。


涼しげなカフリンクス

2011-07-03 05:42:21 | カフリンクス
先日、都心のショップで見つけた珍しい物
そう、マイセンのカフリンクスです。

マイセンと言えば
お宝探偵団でおなじみの
300年以上の歴史を持つ
ドイツの西洋白磁の名窯。



本国のサイトを見ると
今は磁器だけでなく
テーブルウェアやアクセサリーなど
色々な製品を出しているようです。

さて、本題のカフリンクス。
ゴールドの金具に白磁を合わせた
とても涼しげなモノです。

中央にはマイセンのトレードマークである
青の双剣。



ベースが白なので
何にでも合わせやすい
カフリンクスだと思います。

梅雨明けもまだなのに
酷暑が続きますが
そんな時の気分転換に。



梅雨明けが待ち遠しい
今日この頃です。

一服の清涼剤として
コーディネートしたいですね。


遂に本日、、、

2011-07-02 06:43:26 | スーツ
遂にこの日がきてしまいました、、、

そう本日は部下の結婚式。
しかも主賓です。

ブログを書いている余裕な私。
大丈夫なのか?との
不安もよぎりますが
一応準備は万端です。

さて、今日の日の為に
オーダーしていたフォーマルスーツが
出来上がりました。

昼間の結婚式で格式ある会場
そしてご両親はモーニングを着用とのことで
初ディレクターズスーツをオーダーし
無事で出来上がってきました。

ディレクターズスーツを作るに辺り
まずはベースとなるブラックのフォーマルウェアをオーダーし
それにウェストコートとコールトラウザースを追加するという
形を取りました。

冒頭の写真がそのディレクターズスーツ。

今回はフォーマルウェアということで
普段着用するスーツでないというところと
納期の関係でハウスオーダーではなく
パターンオーダーとしました。

前回お願いしたハウスオーダーから
パターンオーダーに型紙を落とし込んでもらい
仕立ててもらった次第です。

今回は何と修正なしの
一発完璧出来上がりでした。

バタクハウスカット梅田店のK部店長に
「流石ですね~」と話したところ
「実はN寺さんにチェックをお願いしました」
とのこと。

ビスポークテーラーのモデリストである
N寺氏、流石、パーフェクトです。

さて、今回オーダーした1着目。
ブラックのフォーマルウェアです。



仕様はシングルの拝みボタン
ラペルはピークドラペルです。
こちらはお店でフィッティングした写真ですが
かっちりした着心地、サインジング含め
納得のいく仕上がりでした。

今回の生地は英国Harrisonsのバラシャ
なかなかコシもあり初夏を含め
オールシーズン使えそうな良い生地だと思います。



ポケットはフォーマルウェアということで
フラップなしです。



そして後姿。
う~ん、素晴らしいですね~
思わず自画自賛ですが
パターンオーダーでここまで
出来るのですね。
特に背中のラインが美しいと思います。



ウェストコートは襟付き6つボタンの
ダブルです。



いつも問題になるウェストコート。
特に腕の付け根辺りのフィティングで
アームホールが余ってしまう事が
パターンオーダーだと多々あるのですが
今回は仮縫いなし
(パターンオーダーでも仮縫いが出来ます)
にも拘らず完璧なフィッティングでした。
拍手喝采モノです。

そして後ろ姿。



奇麗に纏まっています。
因に裏地は黒に近いチャコールグレーです。

上着もオールシーズン着る事を考え
背抜きか総裏か悩みましたが
結局スーツが傷みにくい
総裏としました。

そして冒頭の写真のディレクターズスーツ。
今回のメインです。
上着は共用になります。
悩んだウエストコート。
結局、エクリュ色のシルクのウエストコートとしました。
シングル襟なしでボタンはくるみボタンです。



実際の質感は下の写真が、より本物に近いです。



なかなかエレガントだと思います。
少し涼しくなったら
普段使いもしようかと考えています。

そして
後ろ姿です。



裏地は同色に近いベージュです。

さて、今回はその他にも
このスーツに合わせ
購入した物があります。

先ずはドレスシャツ。



コンブリオのドレスシャツです。
伊勢丹で購入したモノですが
日本の既製のドレスシャツでは
非常にクラシックな作りで
好きなシャツメーカーのひとつです。

そしてカフリンクスはダンヒルです。
従来から使っている真珠を使ったシンプルなモノです。



ネクタイはバタク製のスピタルスフィールドのタイを合わせました。



銀座のパーソナルテーラー以外で
初めてスピタルスフィールドのタイを見ました。



バタクハウスカットでバーナーズの生地を輸入し
日本で作った物ですが
比較的肉厚でしっかりした作りです。



そして白のブレイシーズ。
これは定番アルバートサーストンのモノを
伊勢丹で購入しました。



そして靴は以前から履いている
クロケットのストレートチップです。
ちょっと気合いをいれて
鏡面仕上げしてみました。



さて、装いは整いましたが
肝心なのは挨拶ですね。
力を抜いて
本当に新郎新婦の為の
心のこもった挨拶をしたいと思います。