いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

究極の鞄 ひとつの形

2011-07-30 05:10:46 | 
ハートマンのスーツケース
遂に手に入れました。

そう、あの落合正勝氏
ハートマンです。

前回手に入れたのは、海外旅行サイズの
トランクでしたが
今回、日常的に使える
ハートマンが欲しくなり
ずっと探していました。

既に日本では販売窓口がなく
アメリカ本国のハートマンのサイトでも
扱いがないので
どうしてもオークションでの
購入になります。

ヤフオクもずっとチェックしてきましたが
サイズや程度が折り合わず国内での入手は
困難と判断。
今回初めてアメリカ本国のeBayに登録し
じっくりハートマンを探す事にしました。

ハートマンの鞄
出品数はかなりありますが
程度の良いモノは中々出てきません。

と、ある時、「ベリーナイス!!」との表示とともに
一見新品かと見まごうばかりの
スーツケースが出品されました。

海外対応可能となっていたにもかかわらず
問い合わせをすると
「日本に送るのは、もの凄く高くなる。
 なので無理です。」とのつれいない返事。
すべて配送ルートはこちらで手配すると
説明しても、まったく話が進まないで
困っていると
クラブメンバーの方から
セカイモンの存在を
教えていただき、早速セカイモン経由で入札。
無事落札となったのでした。

落札から約2週間で商品が届きました。



ドキドキしながら、開封したところ
冒頭の写真のように
まるで新品のような状態の鞄に大感動。
思わず「セカイモンありがとう!!」って
言ってしまいました。

鞄を手にし、じっくりチェックしてみると
ほとんど使用感がありません。
裏には少し傷が入っていますが
これは使ううちに、必ず発生する類いのレベル。



そして横から見た状態でも
エッジ部分に打ち傷もなく
本当に新品のようです。



そしてハートマンのロゴ。



鞄全体がまだとても新しく
あのベルティングレザーの香りが、かなりします。

そして最も使用感が表れる
持ち手部分。



持ち手は数回使っても
結構色が変わったりするはずなのですが
まったくと言っていいほど
使用感がありません。

そしてハートマンのタグ。



中にネームカードが入れられるようになっています。
この「h」のマークは昔のハートマンのマークですので
この鞄はヴィンテージ物が奇跡的な状態で
残っていたことになります。

それを物語っているのがこの脚。



使用感はこれまた殆どありませんが
昔のタイプの脚がついています。

そしてハートマンのスーツケースには
やはりこれがなくては。



ハートマンのロゴ入りの
ナンバーロック。
このナンバーロックですが
裏からレバーをおこしてナンバーをセットしますが
出荷時には、誤ってレバーが起きないよう
プラスチックのストッパーがついています。
このストッパー一度外すと基本的には
もう付かないのですが
このストッパーが付いたままになっていました。
う~ん、やはり殆ど使われていないですね~この鞄。

さて、ナンバーのロックを解除
ストラップを外してこのロックを
外すと鞄が開けられます。



中も非常に奇麗で
ベルティングレザーの香りが
かなりします。
鞄の上部には書類がしまえるマチがあり
携帯などの小物もしまえるポケットも4つ。
かなり機能的な作りです。



基本的にはオーバーナイトケースですので
反対側は衣服を収納する作りになっています。
とても奇麗に革が張り巡らされています。



そして衣服が飛び出したり
鞄を開けた時に衣服が見えないよう
レザーの蓋が、ちゃんとついています。



そして最後に取扱い説明書。
これまた新品状態です。
どういう理由でこれが出品されたかは不明ですが
どちらにしてもとてもラッキーだったと思います。
これなら自分流にエイジング出来ますね。



そして、前回購入した旅行用ラゲッジと
無事、セットになりましたね~。



さてこのハートマンのスーツケース。
国内出張時に使おうと思います。

サイズは46cm×35cm×13cmです。

いつも国内の出張で使っている
大峡製鞄のオーバーナイトケースと比べると
幅が左右1cm、高さが2cm位大きい作りになっています。



厚みですが大峡は上から下に少しテーパードしているので
上部は、ハートマンの方が1cm大きく、底部は大峡が1cm
大きい作りになっています。



重さは偶然にも同じ3.4Kg。
良い鞄は重いのです。

さて、この鞄なら雨の日も気にならず
ガンガン使えそうです。
これからの出張はこの鞄を
メインとしますので、大阪でこの鞄を持って
シゾールのボルサリーノを被り
スーツを着ていたら恐らく私ですので
「らみいさんですか?」って
気軽に声をかけてみて下さいね。

尚、それが別人でトラブルが発生しても
当局は一切関知しませんので
そのつもりで、、、