AKBのCMに感化されて、今朝は「WONDA 金の微糖GOLD」を飲む。缶コーヒーを1本飲むたびに寿命を少し減らしているような気もするが「時間非整合性」はそんなことを忘れさせてくれる。いわゆる「確率的影響」というのは便利だ。未来予見可能性を著しく低下させる。
影響がわからないことが混乱の原因と言う人がいるが、全ての事象について健康被害がわかってしまったら恐ろしくて何もできず生きていけないだろう。缶コーヒーに「これを飲むと癌の発生確率がX%上がります。」と書いてあることがよいことだろうか。少なくても私はそうは思わない。
例えば、23andMeの遺伝子解析サービスを利用すると「腰痛になりやすい」だとか「前立腺癌になる確率が何%」だとかがわかる(ただし最も人々を悩ます生活習慣病の発生確率は遺伝子からの情報だけではわかりようが無い)。
しかし、「あなたは今後10年間で○○癌になる確率が50%です。」と言われて何か嬉しい事があるのだろうか。その情報をどう使えというのだ。「あなたはこのまま1日1本ビールを飲むと5年後に死ぬ確率が30%上がります。」という情報を得たらあなたはビールを飲むのをやめるかもしれない。しかしビールをやめたせいでストレスで10年後に死ぬ確率が40%上がる可能性は排除できない。もしくは実は3年後に交通事故で死ぬかもしれない。このように考えたらキリがない。
なのだとしたら、あるところで割り切って考えることにした方がよいのかもしれない。例えば「人間であれば誰でもいつかは死ぬ。今日かもしれないし30年後かもしれない。だとしたら今日をどう生きるべきか。」と考えた方がよっぽど生産的だと私は思う。
つまるところ、何が重要かを考え、そのためにどのような情報が必要かを考える。逆に情報を提供する側であれば、自分がどのような情報を提供できて、そしてどのような情報が求められているかを考える。
何も考えずに情報だけ入力したら、出力したら、混乱するに決まっている。
人間は見たいものを見、聞きたいものを聞き、考えたいものを考え、そして信じたいものを信じたいだけだ。足元に転がっている石ころひとつに気づけやしない。
影響がわからないことが混乱の原因と言う人がいるが、全ての事象について健康被害がわかってしまったら恐ろしくて何もできず生きていけないだろう。缶コーヒーに「これを飲むと癌の発生確率がX%上がります。」と書いてあることがよいことだろうか。少なくても私はそうは思わない。
例えば、23andMeの遺伝子解析サービスを利用すると「腰痛になりやすい」だとか「前立腺癌になる確率が何%」だとかがわかる(ただし最も人々を悩ます生活習慣病の発生確率は遺伝子からの情報だけではわかりようが無い)。
しかし、「あなたは今後10年間で○○癌になる確率が50%です。」と言われて何か嬉しい事があるのだろうか。その情報をどう使えというのだ。「あなたはこのまま1日1本ビールを飲むと5年後に死ぬ確率が30%上がります。」という情報を得たらあなたはビールを飲むのをやめるかもしれない。しかしビールをやめたせいでストレスで10年後に死ぬ確率が40%上がる可能性は排除できない。もしくは実は3年後に交通事故で死ぬかもしれない。このように考えたらキリがない。
なのだとしたら、あるところで割り切って考えることにした方がよいのかもしれない。例えば「人間であれば誰でもいつかは死ぬ。今日かもしれないし30年後かもしれない。だとしたら今日をどう生きるべきか。」と考えた方がよっぽど生産的だと私は思う。
つまるところ、何が重要かを考え、そのためにどのような情報が必要かを考える。逆に情報を提供する側であれば、自分がどのような情報を提供できて、そしてどのような情報が求められているかを考える。
何も考えずに情報だけ入力したら、出力したら、混乱するに決まっている。
人間は見たいものを見、聞きたいものを聞き、考えたいものを考え、そして信じたいものを信じたいだけだ。足元に転がっている石ころひとつに気づけやしない。