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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

[つぶやき] オランダ戦と自分のこと

2010-06-21 12:51:18 | TV・書籍
前半は想定通りの試合展開だが、後半開始早々のスナイデルに得点を許したのは誤算だったろう。
当Blogで懸念した通り、サイドをえぐられてデフェンス・ラインをゴール前まで下げられた後、ボールをトップに当てて一つ後ろにいるスナイデルへ。
日本からすれば気をつけていたものだし、オランダからすれば狙い通りだった。
そこまでは計算通りだが、計算外だったのは後半開始早々のもたつきを狙われたところだ。
前半の守備がよくできていたからこそ、逆に相手の攻勢に慌てたのだろう。
本来ならば、あそこでスナイデルのフリーを許すわけにはいかなかったが、サイドをえぐられたせいで注意がそれてしまった。
しかし、あの失点を責めるのも酷だ。
あの位置から決めれるのはさすがスナイデルと言ったほうがいい。
ボールがGKの若干手前で変則的な動きをした可能性があるし、GKからすれば接触後のボールが予想外の軌道でゴールに入っていった可能性もある。

さて、岡田監督からすればオランダを0点で抑えることが最も優先度が高かったと思われるが、1点取られてしまった以上、勝ち点1をとりにいきたくなる。
あの時点ではデンマークvsカメルーン戦の結果がわからないので勝ち点を狙いに行くのが合理的だろう。
後半の後半は日本の攻める時間になったが、攻め手を書いた。
最もおしかったのは岡崎のシュートであったが、あれを決めれるなら一流の選手であり、むしろあれを決めれないのが日本の弱さなのだから、あれを責めるのも酷だ。
日本人選手のシュートが枠に飛ばないことは、もう何十年も前から指摘され続けている弱さでもある。

ただ、あのシーンを自分に重ねて見てしまった。
優れた戦術の下、最後の一歩手前まで演出することについて日本人は結構巧い。
だが、最後の一歩がヘタクソなのだ。
まるで自分を見ているようだった。
私も、あーでもないこーでもないと散々考えて、素晴らしい演出をするところまではよいのだが、いつも最後のワンピースをはめることができない。
ありきたりの言葉で言えば、勝負に弱い。
ありったけの計画を検討したとして、あらゆる問題に手を打っても、最後の最後で失敗する。

実は、自分なりに原因はわかっている。

そもそも計画や検討に時間をかけるのは、失敗について考慮するからだ。
こうなったらあーする、もしこうならこっち、などといってアメリカ人からすれば馬鹿みたいに非合理的なケーススタディを繰返すのだ。
私を含めて日本人は失敗しないための方策を一生懸命に練る。
これが勝負弱い最大の原因だ。
最後の最後、勝負の時に、失敗することを考えるからだ。
失敗したら・・などといって自分にプレッシャーがかかってパフォーマンスを発揮することができない。
クイズ番組で本番になると答えられないのと似ている。
人は、自分責任を認識すると急にうろたえる。
失敗を恐れてしまうからだ。

私は、自分自身でこのことに気づいたのは大学受験の時だった。
勝負の時に、何かを考えるようではだめなのだ。

そのために何が必要なのか。
それは自分が納得できるという意味での努力以外にないのだ。
準備の段階で、勝負がはじまる時点で既に勝負はついている。
スポーツ選手や武道における無私とは、そういう意味なのである。

[つぶやき] マニフェストがよくても自民党に任せる気になれない理由

2010-06-21 12:15:49 | 政治
点数がつけれるものでもないし、個別の案件を一つ一つ見ていくのも、整合性を確認するのも骨がおれる。
また、各人それぞれに立場があるので、全部に賛成ということはできない。
だが、読んで「出来が違う」ことはすぐわかる。
自民党の方が良く出来てる。
玄人が素人との自力の差を見せつけに来たことがよくわかる内容だ。
政権交代効果が出てきた。

ただ、残念なことに、彼らに任せる気にもなれない。
このマニフェストを実行するのに、どう考えても、マニフェストに適合していないと思われる政治家が散見されるからだ。

不思議だ。
マニフェストつくりに参加しない重鎮が腐るほどいる政党というのは何だろう。
ある意味で、日本の社会構造に似ている。
過去の繁栄を手にするために尽力した功労者達と、それを支える若者。
実務を任せて権限を手放さない。
なぜ彼らは、考えの違う組織にいつまでも居座るのか。
自分達が正しいのなら、その正当性をかけて戦うべきではなかろうか。
しかし、彼らは黙っている。
それは結局、組織がどうあれ、組織とは、自分達のための組織であるからだ。

歴史は、一つのパラダイムの終焉が、パラダイムの変革によってなされるのではなく、新しいパラダイムが生まれることによってなされることを教えてくれる。
さてはて、このシステムの持続可能性はいかほどか。


「民主党の政権政策Manifesto2010」(民主党)
http://www.dpj.or.jp/special/manifesto2010/data/manifesto2010.pdf

「自民党政策集 J-ファイル2010(マニフェスト)」(自由民主党)
http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/22_sensan/pdf/j_file2010.pdf