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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
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恋愛ベタが語る政治ほど本質を外しているものはない

2010-06-08 10:03:13 | 政治
そうですね。

民由合併極秘会談に見る菅と小沢(永田町異聞)
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10556441108.html

菅政権「脱小沢人事」に隠された小沢の思い(永田町異聞)
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10554469680.html

そもそも論で考えてみればわかる。
「脱小沢」という言葉にたいして意味はないということが。

そもそも、鳩山首相が辞任したのは「政策」的問題のためである。
「脱小沢」かどうかというのは、政策とは関係がなく、「民主党」的人気の問題である。
「脱小沢」によって何かが変るわけではない。
菅直人氏が首相になっても、鳩山首相時代の方針から大きく変ることはできないからだ。

「脱小沢」が賞賛されるとすれば、その理由は「小沢」によって民主党の政策が歪められていたと言える場合においてのみである。
小沢がいなくなって、民主党の政策は変るのだろうか。
基本的に変らないだろう。

何度も言うように、民主党が迷走したのは小沢のせいではなく、もともと整合的な政権構想がなかったからだ。
政権を運営していくノウハウも能力もなかったから、民主党が繰り出す政策のそのほとんどがパッチワーク的になったのである。

にもかかわらず、民主党は「政治とカネ」や「小沢独裁」などという無意味なワーディングにこだわった。
本質的な議論を先延ばしにし、その名の通りポピュリズム政党の本分を発揮したのだ。
逆にいえば、小沢がいなければ民主党はもっと混乱して収拾がつかなくなっていただろう。
民主党は楽をしていたのだ。
民主党への支持が落ち込んでいる原因を、小沢にすればよかったのだから。

だが、残念ながら、民主党への支持が落ち込んでいたのは小沢のせいではない。
アンケート調査などから小沢や鳩山首相が原因だと考える人達が多いが、こういう人達は人間というものを知らな過ぎる。

いいかい。
誰かを好きや嫌いになる場合を考えてみればわかる。
誰かを嫌いになる場合、どのように嫌いになるだろうか。

例えば、あるカップルが分かれたとしよう。
女性の方が彼氏を嫌って振ったのだ。
それで、女性の方に理由を聞いてみる。

Q:「どこが嫌だったの?」
A:「部屋を片付けないところとか、食べ方が汚いところとか」

こういった理由を聞いた時、あなたはそれが理由だと思うのだろうか?
もし、その理由が本当なのだとしたら、この女性は、部屋をキレイに片付けて、お行儀よく食事をする男性しか好きにならないことになる。
本当だろうか?

違うだろう。
この女性は、男性を嫌いになったから、その男性の目に付く行為が気に食わないのである。
嫌いになる理由は他にある。
この女性は、次に他の男性と付き合い始めるとこう言うだろう。

「彼と一緒にいることだけで幸せよ」と。


はて。
どう考えるべきであろうか。

「脱小沢」なんて言葉に惑わされている人々は、恋愛ベタな人々に違いない。