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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
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ブログ近況報告(2010/01/20)

2010-01-20 10:04:45 | ブログ情報(News Release)
不定期でお届けしているブログ近況報告です。

最近、小沢ネタが多いのですが、私は決して小沢シンパでもなければ賛美者でもありません。
さらにいえば擁護するつもりも毛頭ありません。
ただただ、小沢批判があまりに稚拙過ぎるので、皆様にもう少し想像力を働かせていただきたいという思いでエントリを重ねさせていただきました。

そもそもの日本の風潮として政治家に対する「不信」があるため、政治家が無能であるかのような言説が自然と多くなっていると私は感じています。
財産の継承ということが能力よりも重視されて2世、3世政治家が多く生まれているという事実も片方ではありますが、しかし現代において政治家という仕事を続けていくのは大変に労力が必要であるというのも、もう片方ではあるのです。
昨年に起きた政権交代をきっかけに政治の世界にダイナミクスが生まれることが期待されるわけですが、もしそうなれば、政治家という職業は能力と意志を持つ人達の手に渡るであろうと考えます。

政治のダイナミクスは国民を変えます。
これは「ニワトリと卵」かもしれませんが、何かがキッカケとなり、ダイナミクスは生まれることは事実です。
どちらが先でもいいのです。

「変化」は人に「成長の機会」を与えてくれるのです。
その変化が、これまでの日本の政治ではあまりに軽んじられてきました。
むしろ変化しないことを是とする人々によって、その重要性への気づきが封印されてきたのです。
政治に関わる人々は、己の利益のために国民が変わることを望まなかったのです。
政治はひたすら分配の調整機構として存在すればよかったし、それを望む人達の手によって政治の問題は隠されてきました。

日本が経済成長過程にある時には、それでよかったのです。
しかし、世界は変わり続けます。
この宇宙の変化が留まることがないように、我々人間が置かれた環境もまた変化し続けます。
このような状況においては、
「変わらないでいるためには、変わり続けなければならない。」
「そこに留まるためには、全力で走り続けなければならない。」
というような言葉が識者からは叫ばれ続けてきましたが、多くの人達の耳には届きませんでした。

特に、冷静終結後、世界は大転換の時を向かえたのです。
近代の時代は終わりを告げ、ポスト近代の時代を迎えたのです。
西と東の壁が取り払われると、世界のビジネス領域は大きくなりました。
世界の国々は自分達を閉じ込めてきた古びたイデオロギーを捨て、自由を手にしたのです。
この流れは大きなグローバル化の波となり、世界中を覆ったのです。

このような世界情勢の中にあって、当然、日本も変化する必要がありましたが、政治の世界は旧来型の利益分配調整機構としてあり続けようとしたのです。
「終わりのはじまり」は誰もが認めたくないものです。
特に、今この瞬間に利益を受けている人は、その利益を決して離そうとはしないものです。

この政治を断固否定し、日本がポスト近代の時代に埋没しないよう、新しい民主主義を日本に打ち立てる必要性を感じた大物政治家がいたのです。
「小沢一郎」という人です。

彼は当時政権与党であった自民党の実力者でしたが、自民党を出て自民党と対峙する道を選びます。
彼がそう考えた理由は、必ずしも気高いものだけだったことはなく、自民党内の権力闘争に疲れたこともあったでしょう。
しかし、彼は決断しました。
今、この瞬間にも、勇気もビジョンも無く自民党を出れずに埋没していく自民党改革派議員
に比べ、なんという意志でしょうか。
自民党にこだわりつづける政治家とは比較にならない意志の強さです。

小沢のこの行動によって、短期間ではありましたが細川連立政権が55年体制を崩したのでした。
ただ、この連立政権は中身が貧弱であっという間に自民党に食いつぶされてしまいました。
自民党は社会党と組むというウルトラCをやってのけてまた自民党政権への逆戻りしたのです。
小沢は己の準備の不足を感じましたが、政権与党に戻ったものの自民党は既に崩壊状態でしたし、小選挙区制度の導入で近い将来に政権交代が実現することは期待できました。
しかし、ここで現れたのが「小泉純一郎」という政治家です。
彼は常に非自民党的であり続けることによって自民党を存続させたのです。
実質的な政権交代が自民党内で起きてしまったのです。

実は、それまでの日本の政治は自民党による実質的な一党独裁体制でしたが、実質的な政権交代は自民党内で起きていたのです。
その多様性こそが自民党の強さでもありました。
しかし、その政権交代では残る既得権益が多すぎて、本来の意味での政権交代の必要性が消えるわけではなかったのです。

その日がくることはわかっていました。
ただ、いつくつかはわかりませんでした。
だから、一刻でも早めるための努力を彼はしたのです。
彼は自身の政策理念を変えても、政治へのダイナミクスを手にするために民主党と組んだのです。
しかし、このことによって15年という時間がかかりましたが、ついに政権交代を実現させることができました。
彼は決して民主党に満足しているわけでも、民主党が正しいとも考えていないでしょう。

彼に残された仕事は徹底的に自民党の兵站を破壊し、旧来の閉鎖的な政治を過去のものとすることです。
選挙に勝つことが目的なのではありません。
「日本の民主化」こそが目的なのです。
そのために民主党を利用するし、あらゆる手段を使うでしょう。

既得権益者が小沢を敵視するのはわかるんですが、
国民のみなさんが小沢を敵視する理由ってないと思うんですけど・・。

当Blogでは小沢一郎を賛美するものでも擁護するものでもありません。
ただ、日本がこれから迎える時代において自らの手で衰退せぬために、民主主義を打ち立てるという彼の問題意識に賛同するものです。
同様の問題意識を持っているなら彼でなくても賛同します。
「彼だから」ということはありえません。

ただ、あまりに多くの人が彼の問題意識を理解することが出来ず、彼を旧来の基準に基づいて無意味に批判するのがあまりに悲しいと思うがゆえに、ブログで個人的意見を表明するものです。
いつの時代もパラダイムシフトが起きるときには、必ず起きる問題ではありますが。


しかし最近、アクセス数が伸び悩んでいます。
また人気Blogにトラックバックやコメントをして呼び込みをやらねばならないようです。
いつものことですが、多くの人に読んでもらうためには、もっと具体的で明確なトピックが必要かもしれませんね。
難しい・・