「立場上」という、やっかい

「誰か関係ない人が、出しちゃえばいいんだよ」

なんて

昨日、次男と話してたことが、起きちゃった。


こんなことシラッと言えるのは、
私が「関係ない人」に位置しているからであって、
もし自分が政治家だったら
たとえ思っても、言えないだろう。

うっかり、公表すべきだ！とか騒いだら
「○○大臣の問題発言」みたいにならないとも限らない。

かといって、このままグズグズしてたら埒が明かないから
「勝手に出しちゃえば」ってことになる。



そんな本音を言えない人（政治家）同士が「外交」したところで
何の進展が望めるんだろう。

市民レベルで「もっと本音な話」が出来たら
この問題はどうなって行くんだろうと考える。

かの国の一般市民の集まる場所で、この映像を見て
「これなんだけど、どう思う？
明らかにぶつかってるよねぇ～？」と
あくまで友好的に訊ねてみたら、ってこと。



別の国の、領土問題で

新聞に出ていたことだけど（こちら）

「両国民の助け合いと、友情から生まれた
近代日露両国の国交である」とされるこの出来事こそが
日本人がかつて長屋生活で身につけていたような？
「お互い様」「おかげさま」の美徳じゃなかろうか、と
思うのだけど・・・


利害が生じることだけに、
「気分」や「思いつき」で行動できない立場の人たちがいる。

でも、それが面倒くさい。

いつ誰が何をどうしたか、記録が全て残ってしまう現代は
良いようで良くない、と私は思うのだ。
昔みたいに曖昧な方が、思い切った行動が出来たりして
それが功を奏するということだって、かつては
あったのではなかろうか～

（と言いながら、↑の約束事も
その曖昧さゆえに効力がないとも言えるけど
効力がないからこそ、簡単に交わせる約束もあるんだってこと。
そしてそれも、友好に関して言えば、悪くない）



ニュースを見て、いつも思うんだ。
「立場上」がなかったら、
この人はきっとこんなことは言わないだろう。
（別のことを言うだろう）

仕事だってそうだ。
一般人としての本音と、
担当者としての建前とが一致しないことは多くて
「言いたいことが許されない」立場を
みんなわかってるからこそ、じれったい。