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こんな昼にはこんな映画「Taxiwaala」

2018-12-07 17:02:17 | 旅人
バリ、ドバイ経由でハイデラバード空港に降り立つ。
アライバルビザの申請にやきもきしながらなんとか入国。

空港の売店で50ルピーの水に2000ルピー紙幣を出したら
お釣りは1750ルピーだった(あとから気づいた)。

バスの運転手に住所を見せてここに行きたいんだけどと言ったら
どこどこで降りろと言われた。

面倒見のよさそうな運転手だったので、
もし聞き取れなくてもなんか言ってくれるだろうと思ったら言ってくれずにかなり乗り過ごした。

人生2回目のインド、はじめてのハイデラバード。
インディアン大澄と付き合うまで聞いたことも、関心もなかった街。

なにもかもがとてつもなく巨大で、広大で、
ひとも、建物も、すえた臭いも、土煙も、何万回も聞くクラクションも新鮮だった。

バスを適当なところで降ろされ
インディアン大澄に今どこ?と聞いたら
今どこ?と聞き返された。

どこかわからないと半ば助けを匂わせたが
今アキ男。がいるところはアキ男。が泊まるホテルからそう遠くないよ、という助言だけで
はるばる会いに来た元カノを助けようなんて考えはもちろん微塵もない模様。

Uberに乗って無事にホテルにたどり着く。

ひと息ついてから、街歩きと暇つぶしを兼ねてショッピングセンターと映画館に行く。
映画館で4時過ぎから始まる
「Taxiwaala」というタクシードライバーのアクション系映画に見える、テルグ語の映画のチケットを買う。

150ルピー(NZドルだと3ドルくらい)。

チケット売り場のお姉さんがあなたテルグ語わかるの?と聞いてきて
わからないけど別にいいの、と答えたら
英語の映画見ればいいじゃんと言われ、怪訝な顔をされた。

インディアン大澄の話すテルグ語の映画をインドでどうしても見たかったので。

上映時間が近くなり、セキュリティチェックを受けてスクリーンのほうに行くと
ひとりの男のひとになんか見られてるなー感が。

巨大なスクリーンに入って自分の席に座るとさっきのあたしを見てた、
超イケメンインド人があたしの隣に座って話かけてきた。

君は美しい、とか
英語上映の「The Girl in the Spider's Web」を見にいこうよ、とか
映画終わったらスタバでお茶しよう、とか言われたような。

ああ、これがインドで有名な昏睡強盗で、
スタバについてくと飲み物になんか入れられて
気がついたら身包み剥がされるか、レイプされるのか、こわいわーと思う。

人生初でナンパされたのに、
しかも目の覚めるようなイケメンなのに、あまりうれしくない。

電話番号を無理やり押し付けられてから、彼は「Sameer」と名乗った。
しばらくすると自分の席に戻っていった。

で、上映がはじまるのかと思いきや
スクリーン内の全員が全員さくっと起立したと思ったら
画面いっぱいにインドの国歌が流れた。

これ、起立は義務らしく、立つタイミングを失ったあたしは
国歌が流れる間相当気まずかった。

で、肝心の映画は新しいジャンル、ホラーコメディで内容はなんとなくわかったものの
長すぎる上映時間3時間の間にあたしは5分くらい寝オチした。

上映が終わって、さっきのナンパ男に見つからないようにそそくさとホテルに戻った。
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