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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【大島架橋】!

2019年04月08日 | モバイル
気仙沼湾に浮かぶ大島と本土気仙沼が橋で結ばれ、
その橋(愛称「鶴亀大橋」)が4月7日に開通となった!

1967年の県勢発展計画の架橋構想策定から半世紀以上
大震災からは8年を経て、ついに悲願は叶ったのである。

大島には知人も仲間も住んでいる…

先日夕方、その仲間と久々に再会し会話する機会があった。
船に訪ねてきてくれたのである…
募る話で会話も弾んだ!



三陸沿線も復興道の整備がだいぶ進んだが、
生活道の方はなかなか進んではいない…

大震災後に使われた迂回路の整備はなく、
生活道から復興道への緊急時のアクセスポイントも少ない…。

海岸線に建設中の防潮堤であるが、我が集落の浜も
工事着工となり、工事車両の往来が増えてきている。

我々が子供の頃にはきれいな砂浜だった渚は、
養殖船の荷役兼加工処理場に変わったが、
大津波により破壊された。
修復されたばかりの場所に、今度は防潮堤が造られる…。

もう砂浜には絶対に戻らない集落の浜ではあるが

我が家の庭からは「防波堤」の様子が、今は見える…!
『防潮堤』が出来上がると、さすがに庭からは見えなくなる。

南三陸沿岸の集落の多くは、入り組んだリアス式海岸…!
地理的に海岸線があり小高い丘もある…
その地理を避難道として利用する事は可能だと思う…

未来に残していかなければならないのは本当は何なのか…?

伝えたい事はたくさんあるが、伝えられない事も多いのが現実だ。