blog-atom 2

…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

今年の鮭鱒漁、回顧②!

2007年08月10日 | 船上回顧記

ロシアの監視船

今年の鮭鱒漁は、ロシア側の取り締まりが特に厳しかった!

現在のロシア200海里内鮭鱒漁は

日露合弁事業という名目のはずで、これまで

1隻に1人のオブザーバーの乗船が義務ずけられていました。

が、今年はどういう交渉でこうなったのかは知りませんが

日本の漁船3隻をチャーターした、指揮船が新たに加わり

(小型船団に1隻、大型船団には2隻)

その指揮船に数人のロシア人オブザーバーが乗り組み、

その指揮船の指示に従って操業が行われ、

各船を臨検をする、というパターンで始まりました。

しかし、6月に入り一気に取締りが強化され、

僚船の「拿捕、連行」が明るみになりました!

この時は、各船、漁模様が不調で、

1区での漁獲制限に到達するほど

漁が好調だった船はいないはず、

漁獲した魚の割合の記載ミスと私は推測していますが・・・

回顧②として我々が臨検を受けた時の、

ロシア監視船の画像を整理してみました。

まずは、指揮船 「18鹿島丸」と「8光洋丸」

漁の期間中、数回臨検を受けました!

18_1 8

6月8日、日露中間線上のチェックポイントに漂泊中の

「アファリーナ」からの臨検!

付近には船名は聞き忘れましたが「076」が付いた

軍艦がいました!

Photo_3 Photo_6

6月12日、ペトロ沖で

185 「サハリン」から臨検!

この監視船に88豊進丸が拿捕されました。

Photo_7 6月13日、1区内で282「パゲージャ」から臨検!

(パゲージャは撮影できませんでした)

6月22日、

3区に入る前に

145「デュナイ」から臨検!

Photo_8 6月23日、3区内で160「パロシー」から臨検!

Photo_9 7月6日、3区内で「ギアナ」から臨検!

Photo_107月31日、最終チェックポイントで「マガダニッツ」から臨検!

時間帯が悪かったのと濃霧で

船体をはっきりとは撮影できませんでした。

Photo_11

 監視船の船名は臨検の時、乗船してきた

ロシアの監督官に聞いた際の発音から判断したもので

実際の船名とは誤差があるかも知れません。