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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【分水嶺】!

2012年07月27日 | モバイル

今年小学校に入った列車好きの末っ子が夏休みに入り、

私の帰宅を楽しみにしていたようである!

幼稚園に入る前、かつての気仙沼線の上り列車で地元の駅から

陸前柳津駅まで行き、折り返し下りの列車に乗って帰って来る…!

これで満足してお昼寝をしてくれた…。

高校に行く娘の送り迎えで駅まで行き、列車を見るのも喜んでいた…。

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南三陸沿線唯一の鉄路 気仙沼線は昨年の大震災、大津波により

破壊され、末っ子の楽しみだった列車はもう走っていない…!

時々、一ノ関駅から新幹線に乗ったり、入場券で駅構内に入り

新幹線を見せたりはしていましたが、新幹線の車窓よりも

列車の車窓からの景色を見ながら揺られる、のが好きなようで

そんな楽しみが芽生えていたようです。

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という事で列車に乗って接続時間しだいの小さな旅を…

スタートは一関駅から新幹線、古川からはローカル線に乗って…

陸羽東線では末っ子の思い付きにまかせて各駅(無人駅)で下車して、

温泉につかったり、陸羽西線や、陸羽本線に乗り換えたり…。

まだ涼しさが残る東北、ぐるり一周とまではいきませんが

東北の太平洋岸から日本海岸、ローカル線での親子二人旅…

今まで知らなかった発見もありました。

陸羽東線・中山平温泉駅を過ぎた時に急に「温泉に入りたい」と言い出し、

次の駅、宮城県と山形県の県境、境田駅で下車した時に

偶然目にした「分水嶺」

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ちょっと気になったので歩いてみました。

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すると、ここの小さなせせらぎの水が太平洋と日本海に

分かれて流れて行っている事を知りました!

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「分水嶺」ここでの水の流れが川を経て異なる海に流れる…

ロマンを感じると共にいろんな事が頭をよぎりました。

帰宅後、調べてみると goo辞書

日本分水嶺踏査 分水嶺倶楽部

これまで普通に海で働いてきましたが、山から流れる水は

高い方から低い方に流れて海に注がれる

という認識しかありませんでした…

小さな旅から偶然見つけた自分の中の発見でした。

ローカル線での小さな旅、親子二人楽しんで帰って来ました…!