17日の気仙沼出港時、コロナ禍で行われないと聞いていた「出船送り」が
規模を縮小して開催され、
こちらとしては盛大に見送られて気仙沼を後にした。
遠洋漁船の減少によって五色のテープを引いての出船は全国的に少なくなった中
気仙沼港では関係者の尽力によって賑やかさが増し、出船の景気づけになって
港町気仙沼の新たな風物詩となってきた!
見送られる側としては照れくささはあるものの、ありがたい事でもある。
気仙沼港に係留していた船の多くが順番に離岸、多くの方々に手を振られ港を後に…
出港・各々の出船があり、心のうちに秘めた思いは人の数だけある…
大漁・安航を祈る傍ら、期待や不安諸々が交差しながら出船を迎える…
五色のテープを引き、旗をたなびかせ、流れる演歌に汽笛の咆哮
そしてそれが、今年もサンマの旬が近い事を告げる…。
…8月20日・00時。
令和2年・秋刀魚漁大型船解禁…!
8月10日には小型船・15日には中型船が解禁となった秋刀魚棒受け網漁船!
いずれも水揚げが無いと云う過去にない異例な状況の中
00時・花咲出港、ロシアチェックポイント経由公海向け…!
今年は各船、簿漁と遠い漁場に備えて経済速力での沖出しである…。
21日に日付けが変わる頃、ロシアの領海を抜け公海に…
冷水冷却も氷の保冷も漁灯も探照灯も、考えられる操業に向けた機関部の準備は整っているはずだ!
S/Bし、北東よりのコースで調査開始もサンマは見えず、沖へ…
21日・航走は続く…
この時期特有の濃霧の中、日没と共に調査しながら更に沖へ…
万全を施して来たつもりでも、まずは1回目の操業を無事にクリア出来る事を祈るように
気持ちは落ち着かない…
漁場が遠ければ遠い程、トラブればロスタイムが大きくなるのだ…
けっしてマイナス思考ではないが携わる者にしか解らないプレッシャーがここにもある…。
21日夜、サンマは見えず…
東経160°、2時半頃には東の水平線上が白んだ…
夜明けより経済速力で南東側へ…
冷水を保冷しながら夜に備えた。
22日16時・S/B。
霧もはれ 夕刻から調査、出漁から良い凪に恵まれているが
サンマの群れは見えない…
調査しながら更に沖へ…。
数匹単位で泳ぐサンマが見え始め、夜明け前にやっと初操業も僅かな漁獲…
23日16時・S/B。
夕刻から調査、日没後薄群れを数回操業も漁獲とは云うには無理がある程の入魚…
20時頃より北上調査…。
漁灯の明かりの拡がりにポツポツと跳ねるサンマが見え始めた…
夜明け前に数回操業、僅かな漁獲に終わった…。
24日16時・S/B。
日暮れから北よりに調査…
海水温12℃台の低海水温域を調査…
北緯45°30´ 東経163°10´付近、寒いと感じる程気温が下がり
8月下旬とは思えぬ、仕事中とはいえ避暑のよう…。
走り(解禁間際)の時期ならではの群れないサンマ…
懸命の調査にも関わらず、操業出来る群れには当たらずに夜明けを迎え、漂泊…。
25日16時・S/B。
日暮れと共に濃霧となった…
範囲を拡げながらの調査も、魚影はなく、目視できるサンマもめっきり少ない…
漁灯の光は霧が薄くなったり濃くなったりで幻想的な光景を魅せる…。
纏まった漁獲はなかったが、夜明けより帰途航走、花咲向け。
前評判通り、簿漁で幕を開けた今期のサンマ漁、厳しい漁期になりそうだ…!
28日朝6時頃の入港予定…。
規模を縮小して開催され、
こちらとしては盛大に見送られて気仙沼を後にした。
遠洋漁船の減少によって五色のテープを引いての出船は全国的に少なくなった中
気仙沼港では関係者の尽力によって賑やかさが増し、出船の景気づけになって
港町気仙沼の新たな風物詩となってきた!
見送られる側としては照れくささはあるものの、ありがたい事でもある。
気仙沼港に係留していた船の多くが順番に離岸、多くの方々に手を振られ港を後に…
出港・各々の出船があり、心のうちに秘めた思いは人の数だけある…
大漁・安航を祈る傍ら、期待や不安諸々が交差しながら出船を迎える…
五色のテープを引き、旗をたなびかせ、流れる演歌に汽笛の咆哮
そしてそれが、今年もサンマの旬が近い事を告げる…。
…8月20日・00時。
令和2年・秋刀魚漁大型船解禁…!
8月10日には小型船・15日には中型船が解禁となった秋刀魚棒受け網漁船!
いずれも水揚げが無いと云う過去にない異例な状況の中
00時・花咲出港、ロシアチェックポイント経由公海向け…!
今年は各船、簿漁と遠い漁場に備えて経済速力での沖出しである…。
21日に日付けが変わる頃、ロシアの領海を抜け公海に…
冷水冷却も氷の保冷も漁灯も探照灯も、考えられる操業に向けた機関部の準備は整っているはずだ!
S/Bし、北東よりのコースで調査開始もサンマは見えず、沖へ…
21日・航走は続く…
この時期特有の濃霧の中、日没と共に調査しながら更に沖へ…
万全を施して来たつもりでも、まずは1回目の操業を無事にクリア出来る事を祈るように
気持ちは落ち着かない…
漁場が遠ければ遠い程、トラブればロスタイムが大きくなるのだ…
けっしてマイナス思考ではないが携わる者にしか解らないプレッシャーがここにもある…。
21日夜、サンマは見えず…
東経160°、2時半頃には東の水平線上が白んだ…
夜明けより経済速力で南東側へ…
冷水を保冷しながら夜に備えた。
22日16時・S/B。
霧もはれ 夕刻から調査、出漁から良い凪に恵まれているが
サンマの群れは見えない…
調査しながら更に沖へ…。
数匹単位で泳ぐサンマが見え始め、夜明け前にやっと初操業も僅かな漁獲…
23日16時・S/B。
夕刻から調査、日没後薄群れを数回操業も漁獲とは云うには無理がある程の入魚…
20時頃より北上調査…。
漁灯の明かりの拡がりにポツポツと跳ねるサンマが見え始めた…
夜明け前に数回操業、僅かな漁獲に終わった…。
24日16時・S/B。
日暮れから北よりに調査…
海水温12℃台の低海水温域を調査…
北緯45°30´ 東経163°10´付近、寒いと感じる程気温が下がり
8月下旬とは思えぬ、仕事中とはいえ避暑のよう…。
走り(解禁間際)の時期ならではの群れないサンマ…
懸命の調査にも関わらず、操業出来る群れには当たらずに夜明けを迎え、漂泊…。
25日16時・S/B。
日暮れと共に濃霧となった…
範囲を拡げながらの調査も、魚影はなく、目視できるサンマもめっきり少ない…
漁灯の光は霧が薄くなったり濃くなったりで幻想的な光景を魅せる…。
纏まった漁獲はなかったが、夜明けより帰途航走、花咲向け。
前評判通り、簿漁で幕を開けた今期のサンマ漁、厳しい漁期になりそうだ…!
28日朝6時頃の入港予定…。