12日19時に女川入港、接岸後に
潜水士が潜って船底を確認してみると、
栓(網目の蓋)が外れて無くなっていたという事で、
栓を新しく取付ける作業が潜水士によって行われました!
4ヶ所がボルトで締められているのですが、
ボルト穴がふけていて溶接で固定、
どうやら大丈夫になったようです!
「水中溶接」で上架せずに済みました。
13日朝女川港での水揚げは、11日晩に一緒に操業した3隻。
水揚げ中、女川港に係留していた僚船や各船が
一斉に出港して行った。
我々も水揚げ後、10時15分に女川出港、凪良く北上。
いよいよラストスパート(予定は後、4航海)!
15時のスタンバイ後、
夕食を済ませていつものように各自、合羽や手袋をはめていると
「目指すポイントまでは、まだ40哩程あるので休んでいるように」
と漁労長。
19時頃から北東の風が強まり、
良かったはずの凪が一転、海面が波立った!
21時、スタンバイのベルが鳴り、操業準備。
操業中の船団は前航海の操業ポイントよりも
更に北側へ調査しているようだ!
21時45分から操業開始、水温9.3℃ 冷たい雨も降り出し、
厳しい寒さの中、壺サンマを6回程連続操業して更に北上!
日付けが変わった頃から風向が北に回り、
海が次第に凪始め、
水温が9℃台から13.8℃~14.7℃と一気に上がった
N39°59, E143°53, 付近から
ライトの探照先でサンマが跳ね始め、
集魚灯の灯りの下、船の周りで暴れるサンマの大群!
久々にライトの探照動作に素直に従い、
サンマが跳ねながら次々と勢いよく船に向かって来る!
ライトを持つ手が冷たくかじかみ、
寒くて震えていた体が一気に熱くなった!
操業再開、大群操業!黒崎の沖合い約90哩。
「12月中旬、この時期までのサンマ漁はこれまで
あまり多くは経験した事はないが、
北ほどジャミサンマ(小)が多くなり、
房総沖での操業が主だったのですが、
今年は三陸の沖合いで形の良いサンマが多い、
シーズン序盤に見たあのジャミサンマの大群は?
あれから急激に成長したとは思えないが?
そういえば今年は、網に付着してくるサンマの卵を見たのは
10月中旬の1航海だけ(例年は数回見るのですが?)
サンマ(回遊魚の)生態系は不思議で謎だらけです… 」
冷たい雨の中での操業は3時に終わり、
僚船に群れを預けて南下帰途航走、石巻港向け!
14日夕刻の入港予定。
女川港の集中水揚げを避けるとはいえ、源榮丸さんの石巻港への水揚げは珍しいですね。
ご自宅に帰られるんでしょうか?
帰るんでしたら道中気をつけてくださいね!
後3航海!乗組員全員で切り上げ出来るよう安全操業でお願いします!