「現場で働く漁師さんへ」!という件名で
一消費者という方からアンケートのメールを戴きました。
返信後、内容を公開する了承済みですので
一部を投稿します! アンケート内容は
「責任ある漁業についてMSC認証の取得手続きは」
という質問でした。 「MSC認証」!
実はひょんな事から先日目にしたばかりで
内容はまだ把握しておらず、調べてみました!
MSC関係のサイトに内容の詳細がありました。
上記のサイトを見ると詳しく説明があります。
すでに大手スーパーでは販売にもこだわっているようです!
勉強になりましたが、残念ながら我々乗組員レベルでは
この認証については述べる事ができませんね!
私が携わっている漁は
「鮭鱒漁」
(ロシアとの合弁事業で日露鮭鱒交渉で決められている)
「秋刀魚漁」
(水産庁によるTACで漁獲可能量が決められている)
「イサダ漁」
(県の許可で漁獲量が決められている)
「MSCの活動はグローバルに見ると
未来に向け世界の魚資源を枯渇させない為の
すばらしい活動だとは思います。」
(あくまでも個人的な考えと付け加えておきますが)
いろんな問題が多く、日本の漁業に普及するかは
解りません。
ただ、考え方としては解るような気がします
南三陸沿岸の鮑漁などは、次の世代まで伝える事が
できるのか?というほど資源量が低下しています!
沖乗りの場合は10年後、漁業を志して乗船してくる方々がどれだけいるか?
存続さえも危ぶまれている現状ですので!
「未来へ資源を残す為、獲り過ぎない事」
これには賛同します。
魚価が低下すれば漁獲量を調整する必要があり
認証以前に対策しなければならない諸問題が多く
一乗組員がこれ以上の事は述べられない事と
理解して頂きたいと思います。
小生がここで言いたかったことは漁業に関係の無い団体や機関の生み出した「認証」に名を借りた「当事者が関与できない」システムが漁業者や消費者にも入り込んでくることです。またさらに資源利用と生物愛護の座標の違いをどう解決するかも課題と考えます。
グローバリゼーションに名を借りた数々の規準が実は1国の利益追求がホンネだったということもすでに我々は経験しましたし。
勉強不足を露呈したようで、いささか恥ずかしいです!
目先の視点をよく理解しないまま
記事にしてしまいました。
ただ、今後の漁業がどのように変化して行くのか?
将来、利益追求の的になってしまっていた。では
心元無いですからね
あささかな考えで記事投稿してしまったようです!
貴重な意見、ありがとうございました。