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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

秋刀魚漁16 航海目!

2006年10月05日 | ブログ

8時、釧路出港コース121°微速で航走し11時30分漂泊!

16時スタンバイ。周りには小型船が多く、大型船は少ない。

17時から調査を始め、19時から操業開始。

前航海までのような大群操業と違い、

操業の回数も増え、23時迄に10回!

23時~00時迄、1時間南下し、台湾船の船団の中で操業再開、

2回操業して01時、操業を終えました!

10月に入り北海道道東沿岸の海上は気温が下がり、

ライトワッチ中には寒さを感じるようになってきました。

操業を終え南下帰途航走中の夜明け前、

襟裳岬の沖では内地から北上してきた船団が操業しており、

友達や弟も奮闘中でした。

(秋刀魚漁船は船の型が造船所によって違い、

集魚灯の配置も微妙に違いますので、

僚船は灯りを見ると船名が分かります)

18_002_1 18_00415時からは

甲板に網を広げて

網修理作業を

(漁獲したサンマをフィッシュポンプで船上に吸い揚げる際、

ひと回り太い糸で編まれた網まで絞り込んで行きますが、

その網は暴れるサンマや重量でかな りの負荷が掛かり、

小さな傷から一気に破損する事があります。

それを未然に防ぐ為に時々、補修したり交換します)

しながら凪良く南下帰途航走中、6日5時女川入港!

水揚げ後は4回目の48時間休漁で帰宅しました。