暦のページをみると16日・17日は「大潮」満干の差が大きい時期
4月16・17日の2日間、南三陸の我が地区では今シーズン3回目の
「磯藻の開口」となりました。
沿岸の海水温の変化で、磯草類の成長が著しく、我が浜では
今シーズン、昨日が一番採れたようです!
1回目が3月13日~15日の3日間、2回目が4月1日~3日の3日間。
この時期(端午の節句、前後)の朝磯(干潮)は最も大きく引き、
昨日は最高の凪で、いかにも春の磯の風情!
不思議にも磯藻の開口後は天気が崩れる事が多く、
今日の南三陸は冷たい雨が霙に変わり、春とは思えない寒さ・・・
黄色やピンク・若葉色など、一足早く春色を伝える道沿いの
水仙や桃花も、開花前の桜も、驚いているのでは…
そんな中、漁獲枠が残り僅かとなった春漁(イサダ漁)は
漁模様が、週始めの低気圧通過に伴う13日の時化後から
一気に低調となったようで、17日終漁の予定が
今日17日は休漁し、19日・20日と出漁して終漁となるようです!
岩手県の漁模様も低調らしく、本当に「海」・「漁」は解からない…
第一次産業の難しさはこういうところにも表れます。
4億円超え間近 イサダ水揚げ(気仙沼市場)
「県沿岸のイサダ漁が終盤に入った。
先月の解禁以降、順調な漁が続き、
早ければ19日にも県内の漁獲枠に達し終漁する見込み。
気仙沼魚市場の総水揚げ額は、
単価高で10年ぶりの4億円超えが見えてきた。
今季の漁場は、唐桑~本吉沖にかけて、
気仙沼から1時間以内という近場。
連日200トン台後半から300トン台の漁が続いた。
多くが1日の漁獲枠を満たしての帰港という。
15日現在、同魚市場の実績は、延べ956隻が6,477トン
(前年同期比2割増)、3億8千万円(同9割増)を水揚げ」。
とあります!
昨年暴落したイサダの浜値が今シーズン好転した背景の一つに
時事ドットコム ★カテゴリ『社会』 ★4月17日付け記事 を参照
オキアミ、素干しでいかが=魚の餌じゃもったいない!
「漁獲されても、ほとんどが養殖魚や釣りの餌に使われてきた
ツノナシオキアミの「素干し」が登場。
東京・築地市場(中央区)でも取引されるようになり、
食材としての需要増に期待が高まっている。
同市場で素干しを扱う卸会社「第一水産」によると、
取引するオキアミは宮城県産。
同県石巻市の水産加工会社「三興」が
今年、大型の乾燥機を導入し量産化を図ったことで、
2月下旬から築地で卸売りされてきた。
日量の取引は2~3トンほどで、卸値は1キロ当たり900円前後。
以前から入荷しているオキアミの煮干しに比べ2倍近くの値段。
第一水産の担当者は、
「煮干しより水分が少ないため保存性が高く、
小エビのような素材感が味わえる」といい、人気は上々だ。
香ばしい風味で、お好み焼きや焼きそばの具、
せんべいの材料などとして、この先需要が伸びそうだ。
小売店では、つくだ煮などの加工品のほか、
素干しがそのままパック売りされることもあるという。
漁期は終盤を迎え、築地市場での卸売りはほぼ終了したが、
仲卸での販売や仕入れた市場外の業者が在庫を持っているため、
しばらく小売店で手に入れることができそう」 とありました!
岩手県南でも「素干し」への加工量が増えているようで
今後の流通に期待したいですね!