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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【伊豆の仲間達】!

2013年02月06日 | 私事

気が付けば32年の時が流れていた…

15、16歳を過ごした静岡県に住む仲間の訃報が届いた…。

静岡県の伊豆(伊東、下田、沼津)には友達というか、仲間がいる!

年に1度の年賀状と電話でのやりとりで、

再会の機会を計画していたが、大震災により中断となっていた…

静岡で共に過ごした故郷の仲間と二人で

静岡県伊東市に行って来ました…!

初めて静岡に行った頃とは比べものにならない程

交通の便は良くなっている。

もっと早く、時間をつくれなかったのか とか

生前に会いたかったとか、後悔しながら新幹線の車内…

伊東駅に仲間が迎えにきてくれて、故人宅へと向かい

焼香、手を合わせた…

会う事のかなわなかった年月をアルバムの中の写真が物語る…

男っぷりがよく、兄貴肌というか親分肌で、当時から

賑やかな事が大好きだった彼らしく、祭りの時の写真が多かった…

合羽に鉢巻もよく似合っていた。

地元の漁師仲間にも慕われていたという事である!

遺影は漁師姿を偲ぶように鉢巻でした。

我々二人が向かった事で、当時の仲間達5人が連絡をとりあい

仕事を終えてから駆けつけてくれ、夕方に合流

夜は久々の再会を懐かしみながら、供養の宴。

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32年ぶり…

みんな、そのまんま大人になったような、変わったような…

会話は32年前のままで楽しい時間が流れ、

もっと早く再会できる機会をつくればよかった

つくずく故人と生前に会いたかった!

会えなかった事を心の中で悔やんだ…!

しかし、この日の再会の機会をつくってくれたのは

やっぱり兄貴肌親分肌だった彼だったのである…

1人が朝早い仕事が入っていて宇佐美へ帰った後、

みんなで布団を並べて眠り、朝 お墓へ花を献けた。

海を見ると、熱海~初島~伊東を結ぶフェリー

イルドバカンス2世号 が 入港してきた。

朝早い仕事で帰った仲間が働いている船である!

フェリー乗り場に行き、仕事中の仲間にまた会おうと声を掛け、

手を振り合うと、船は乗客を乗せ、あっという間に出港して行った。

その後、道の駅「伊東マリンタウン」へ…。

本当に あっという間…!

伊豆滞在、仲間達との時間は容赦なく過ぎる!

伊東駅で握手、元気でまた会おう という約束をし、

乗車した我々が見えなくなるまで手を振る仲間達…

目が潤むのを必死でこらえ 伊東を後にした。

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暖かかった伊豆から東北へ、

2月6日 故郷は朝から雪…

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14時までに約10cm程の積雪、

そしてソロモン諸島沖の地震による津波注意報が発令されている。