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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【秩序と規範】!

2022年03月08日 | モバイル

現代のオリンピックは
フランスの教育者ピエール・ド・クーベルタン男爵によって
1896年第1回大会がアテネで開催された。
クーベルタンは古代ギリシア・ローマ文明にあこがれを持ち、
古代オリンピックにならった競技祭を構想した。
その意味で、彼はオリンピックの再興者、復興者とも呼ばれる。
クーベルタンがオリンピックを始めようとした根本動機は
スポーツを通じて人間を変革することになった。
しかしクーベルタンが考えたオリンピックは、単なる「スポーツの祭典」ではなく、
精神の発達を願う芸術祭も含めてのものだった。
実際に1912年のストックホルム大会から
1948年のロンドン大会まで芸術競技が開催され、
1952年第15回ヘルシンキ大会から「芸術展示」、
1992年の第25回バルセロナ大会からは「文化プログラム」として実施されている。

古代オリンピックはギリシア人によるギリシア人のためのオリンピックであった。
しかし、近代オリンピックは
世界中にオリンピズムの理念を広めることを目指して行われている。

その特徴としては、まず「平和の祭典」であることが挙げられる。
クーベルタンは「スポーツを通じて平和な世界の実現に寄与する」
ことをオリンピックの目的に掲げた。
また、「勝敗だけではなく、ルールを遵守し正々堂々と全力を尽くす」
という「フェアプレーの精神」がオリンピックでは重視される。
   by(2011年版オリンピック憲章、日本オリンピック委員会)

そんな平和の祭典「2022冬季北京オリンピック」が行われた年に
世界平和が崩れそうな情勢下となっている…!

久しくコロナウィルスによって世界中に暗い影が付いて回る最中…

 

国連旗 「国連憲章が定める国連の目的」

21世紀の現在 秩序と規範は保たれていなければならないはずだったが
共産主義の思想が残る大国は秩序と規範を捨てたのか…?

ロシア軍によるウクライナ侵攻が連日のニュースで報道される…!

戦争とは情報戦も含まれているだろうけど
どれが正しくてどれがフェイクニュースなのかは判らないほど
ネット上には多くの記事が溢れている。

ウクライナ軍とウクライナの国民はロシアの軍隊を相手に戦っている!
そして原子力発電所は人質の様相となっているようだ…

多くの国がロシアに経済制裁を課した、日本もしかり…

海を跨いでいても、隣国の脅威は大きくなった…。

もし日本に隣国から侵攻があったら、ウクライナのようにはいかないだろう…

ウクライナには兵士がおり、独立前にはソ連軍の一部だったように
ある意味戦い方を心得ている人々もいる…
しかし日本はウクライナ国民のようには、きっと戦えない…

急所である原子力発電所を掌握されたら、大パニックになるだろう。

もしかしたら、今年は世界の歴史の転換点になるのかもしれない…!

時代は21世紀、大国であれ島国であれ
どこの国の国民も国益より日々の平和を望んでいるはずだ!

国際法は、いつ、その国の勝手な理由で反故にされるかも判らない現実
安全保障に伴う平和は、秩序と規範で守られていたと云うのは
平和ボケした思い込みなのかもしれない…!

我々が携わるサンマ漁は操業海区の関係でロシアとは間近に接する…
理不尽な臨検や拿捕が増える事も想定しなければならない…

戦争反対を掲げ、過去に学び、
未来に備えていかなければならないが、歴史は繰り返す!
先の大戦で不可侵条約を一方的に破棄した過去を持つ大国でもある…

一方的な侵攻や侵略に対する抑止力が必要な
新時代になったのかもしれないが、
なぜ21世紀もの間、世界平和は実現できないのだろう………

…やはり、理想論と現実には開きがありすぎて
民族の違い・思想の違いは融和できない事なのか…

現代社会の価値観の違いというのも何処かで傷を拡げる
事になるのかもしれないなぁ…。