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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【1000本超え】!

2015年06月05日 | モバイル
今朝のモウカ(ネズミサメ)水揚げは1097本…

1000本超えである…!

網から外すためには、甲板でモウカを転がすのですが、

かなり転がした事になります…

重いネズミサメ なかなか簡単には外れない…

この労力は半端ではない!

…漁船には、いろいろな漁種がありますが国際的に流し網漁と延縄漁は

規制が厳しく、海区内で漁獲できる魚には限りがあります。

その海区内に適水温が流入してこなければ、おのずとその海水温内で

適水温を探して操業しなければならない!

漁撈長も大変であるのだが、モウカが漁獲対象になると乗組員は

悲鳴をあげてしまう程、過酷な漁になります!

水揚げ後、氷の積み込み・冷水冷却のための海水取水(滅菌海水)に気仙沼大島沖へ

秋刀魚漁で使用する冷水の倍以上の冷却冷水造り…

氷を使っての冷却と違って、冷水冷却は困難が付きまとう。

明朝6時の出港予定が組まれ、ほとんどの乗組員が帰宅した後、

冷水冷却にトラブルがあった…。

なかなか予定通りにはいかないのが機関部の辛いところ…

それでも現時点の冷水冷却を終えて、今夜もこれから船で休みます。

充電しておかないと明日以降に影響してしまう。

年齢と共に体力は低下する、頑張らねば…。





画像は、機関室内でにらめっこしている冷水関連