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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

挑戦Ⅱ(道程)!

2009年06月13日 | 私事

春漁を3月31日で下船し、4月2日から講習が始まりました。

受講生は 「航海」 「機関」 (3級)(4級)(5級)合わせて52名。

(最終的に口述試験後の総合格は40名)

同じ教室で学ぶのは機関4級9人と5級1人の10人。

二ヶ月間の講習、自分はとにかく日々の勉強でみんなから

遅れをとらないという事を課題にしていこうと決めたものの、

実際には、帰宅してからの勉強方法は試行錯誤……

その日に習った教科書の主要部分をノートにまとめること 一週間。

教科書の要点をまとめるだけでも相当な時間を要し、気が付けば

かなり遅い時間になっていて寝不足が続いた。

丁度花見のシーズンで、自分自身が四季を通して

一番好きな季節であるこの時期、例年なら山歩きや山菜採りで

一年分のマイナスイオンを吸収し、

気持ちを落ち着かせることができるのですが

今年は通勤途中でも周りを見る余裕がない…。

講習開始からの二週間は一日がすごく長く感じられ、

区切りの一週間がものすごく長かった。

しかし三週目に入り、実戦形式の試験問題のプリントが始まると

一日、そして一週間があっという間に感じられるようになった!

無二の友は航海の4級海技士を受講中であり、我々機関とは

内容が異なるが、時々電話連絡、また講習会場で励まし合った。

自身の勉強は、帰宅するなり、睡魔に耐えながら

がむしゃらにやっていたのですが、

翌日教室で、昨夜自宅で勉強したはずの問題に直面しても

回答の出だしが出てこない……!

若い方々はもうすでに頭に入っているようで

余裕があるように見える!

さすがに自分の頭は相当硬くなっている!

あせりが出てきたのがこの頃、4月下旬。

5月に入り、世の中がゴールデンウィークで賑わっている頃

自分の勉強が優先でどこにも遊びに連れて行ってやる事ができず、

我が家の保育園児がかわいそうだとか思いながらも

3日間の休みは徹底的にそれまでやったプリントを復習した。

連休を過ぎると少しずつプリントの回答内容が

頭に浮かんでくるようになって来たが、範囲も広くプリント数も多く

4教科分という事もあって問題数は相当多い…

これを全て憶えられるのかという不安が大きくなった。

5月中旬、13日からカレンダーに試験日までの「カウント20」を記し

帰宅後の最低ノルマを自身に課して、

それまでの眠気と戦いながらの勉強をやめ、

勉強のリズムを朝型に変えた!

この頃からプリントの問題内容も二回り目に入ったようで

回答内容が絞れてきた、それでもまだ自信には結び付かない…

いよいよ試験まであと一週間となった時、正直な気持ちとして

早く終わってほしいと思った。

遊び盛りの三歳児の遊び相手になってやれず、帰宅しても

私のところには来なくなって…

この辺が微妙に心が痛みました!

この講習期間中はショッキングな事もあった……