心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

自由の裏側にあるもの

2008-10-19 | つれづれ
                      (半紙 画像反転処理したもの)
                    大空にゆったり流れる風をイメージして




「心に響いた書を書く」の第1回講座では、「風」という字を大判ハガキに書き、
それぞれの作品に合う色の紙を探してみる。

「普通の書道教室でやっているようなのはやりたくないの」
「文字がきれいに並んでいるような作品を書きたいんじゃなくて、自由に書きたい」

そうおっしゃる方々だけに 発想は自由で思いきりがよいところも多々。
ほとんど一発勝負の作品。

 
       ↑力強くてなかなか大胆なEさんの作品

 
     ↑左Nさん、右Eさん それぞれの「風」のイメージで


各人「自分はこういうのが書きたい」っていうイメージがどんどん広がるようで
私があれこれ話をしても、もう自分の世界に入っちゃって書きまくる。

その湧き出る思いをそばで見ていると、私までドキドキわくわくしてくる。
一瞬、自由に書いていると思っている自分が、実は自由でないような気さえしてくる。

ただ、自由とは・・なんでもいいというものではなく、
そこに書き手の強い思いがなければ、居心地の悪いものになってしまう。
そこが難しいとこでもあり

自由の裏側には、自分への強い責任が必要なのだ

生きることもまたしかり。
自由をはき違えると、自己中心的で独りよがりな「現代社会」が出来上がるわけで。

自由な作品が書きたければ、自由に生きたければ
まずは自分を知るべし・・ということかな

コメント (6)
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