心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

居心地のいいもの

2008-10-17 | 木簡

                         (半紙1/3×3)



今日も木簡。中国甘粛新出土木簡選の中の一節。
「書人名姓趙苽韓(石ヘンに傷の右側」」

最初の「書」の字の、鼻の下をのべ~と伸ばした、とぼけた表情がなんとも好き。
「韓」のへんとつくりは、傘をかぶった旅人が並んでえっちらおっちら歩いてるようで
つくりの側(右側)の人の足(最後の二画)が、心なしか小走りに見えて、いとおしや。



原本をあれこれ眺めていて、あっ!と心に響いたものは書きたいって思う。
でも目で追ってもひっかかってこないものは、通り過ぎていくだけ。

不思議なことに何度となく目を通しても、目に留まるのはだいたい同じもの。
そこには、居心地よく響いてくる何かがあるのでせう。

やっぱり類は友を呼ぶ・・とかって、それかな 

私にとっての居心地のいいもの、それをことばで語るのではなく、好きな木簡だったり、
臨書したものや作品を通して、表現できたらいいなぁ。

コメント
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