「無為」 軸 (1999年)
人間が考えることはたかがしれているし、そもそも人間は皆同じだから
どうやっても似てきてしまうものなのだ・・とは、意外とよく聞くことば。
先日職場のS先生も、そんなことをおっしゃていた。
「今研究していることのほとんどは、30年前にも答えが出ていたんですよ。」
世界の頭脳を使っても、新しいことはそう簡単には見つからないってことらしい
そう言われたら、音楽も絵画も書も・・も、ひとつの時代を築いたあと、
どこか限界に達している感もある・・かな。
現代音楽、現代美術なんていわれているものたちは、なにやら奇抜で難解で
けれどそれを個性なんて思っているところもあるような
それは何も芸術に限らず、学校や社会の中で目立ちたい、人と変わったことをしたい
という欲求だけで、自分自身も訳がわからなくなってしまう怖さもあり。
実は、普通の人(私たち)が、普通に自然にいいなぁって思えることを
素直に表現したものこそ、普遍的で個性的なのかもしれないって思う
日常の中で、人やもの事に出会ったときの小さな驚き、自分の心で素直に感じるものを
確かめながら生きていくと、その結果「個性」が見つかるような気がします
人間が考えることはたかがしれているし、そもそも人間は皆同じだから
どうやっても似てきてしまうものなのだ・・とは、意外とよく聞くことば。
先日職場のS先生も、そんなことをおっしゃていた。
「今研究していることのほとんどは、30年前にも答えが出ていたんですよ。」
世界の頭脳を使っても、新しいことはそう簡単には見つからないってことらしい

そう言われたら、音楽も絵画も書も・・も、ひとつの時代を築いたあと、
どこか限界に達している感もある・・かな。
現代音楽、現代美術なんていわれているものたちは、なにやら奇抜で難解で
けれどそれを個性なんて思っているところもあるような

それは何も芸術に限らず、学校や社会の中で目立ちたい、人と変わったことをしたい
という欲求だけで、自分自身も訳がわからなくなってしまう怖さもあり。
実は、普通の人(私たち)が、普通に自然にいいなぁって思えることを
素直に表現したものこそ、普遍的で個性的なのかもしれないって思う

日常の中で、人やもの事に出会ったときの小さな驚き、自分の心で素直に感じるものを
確かめながら生きていくと、その結果「個性」が見つかるような気がします
