心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

個性」は結果なのだ・・・と。

2008-07-04 | つれづれ
                      「無為」 軸  (1999年)




人間が考えることはたかがしれているし、そもそも人間は皆同じだから
どうやっても似てきてしまうものなのだ・・とは、意外とよく聞くことば。

先日職場のS先生も、そんなことをおっしゃていた。
「今研究していることのほとんどは、30年前にも答えが出ていたんですよ。」

世界の頭脳を使っても、新しいことはそう簡単には見つからないってことらしい

そう言われたら、音楽も絵画も書も・・も、ひとつの時代を築いたあと、
どこか限界に達している感もある・・かな。

現代音楽、現代美術なんていわれているものたちは、なにやら奇抜で難解で
けれどそれを個性なんて思っているところもあるような 

それは何も芸術に限らず、学校や社会の中で目立ちたい、人と変わったことをしたい
という欲求だけで、自分自身も訳がわからなくなってしまう怖さもあり。

実は、普通の人(私たち)が、普通に自然にいいなぁって思えることを
素直に表現したものこそ、普遍的で個性的なのかもしれないって思う

日常の中で、人やもの事に出会ったときの小さな驚き、自分の心で素直に感じるものを
確かめながら生きていくと、その結果「個性」が見つかるような気がします






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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
人は青春を生きる (ラモン)
2008-07-04 01:32:03
そうです。

人は青春の「志」を、その後の時間で生きる。

「個性」は、「志」の結果である。

私はそう思う。
返信する
ラモンはかせは (沙於里)
2008-07-04 23:01:58
詩人ですね。
>「個性」は「志」の結果である。
なるほど。。いいことばを頂きました
ありがとうございます♪
返信する
ふむふむ! (ryu)
2008-07-05 10:04:07
「奇をてらわずに、素直に書く!」

大事ですねぇ~~!


そう考えると前衛はまた分からなくなる。
奇想天外のあつまりだものね!

でも、最近は前衛もパターン化してる気もする。

まあ、頑張ってみます!
返信する
ryuさん (沙於里)
2008-07-05 21:37:29
前衛も素直に書けばよいんですよん、きっと。

書の世界だけにいると、構図、表現のパターン化に気づかなくなります。
「どこかで見たような」作品ができたとき、「ん!できた!」って勘違いしてしまうというか。。

造形としての作品を作っていくのか、それとも表現としての作品を作っていくのか、まずはその道筋を選ぶのも大事かもしれませんね。

絵画や建築、文学、音楽・・それらの中にヒントはたくさん
視点を広く 心は自由に~
がんばってくださいね !(^^)!
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