町田市の小野路には昨年の10月7日以来ほぼ1年ぶりの訪問です。昨年は何カ所かの谷戸しか歩いていないので、今年は小野路城址やこうせん塚(説明は現地の立て札を付けました。読みづらいかと思いますがご勘弁ください。)と谷戸4カ所を散策しました。なお、現地の道標や立札が不備でスムーズに廻れなかったのが残念。次回はもっと広く散策したい。
小野路城址
こうせん塚
散策中に見た花をご案内します。
小山田緑地ではトキホコリ(時繁):イラクサ科ウワバミソウ属の1年草で花期は9~10月。日本固有種だが絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。昨年はもっと沢山あったと思うのですが、何か少なくなった気がします。
谷戸では
タコノアシ(蛸の足):タコノアシ科・属の多年草で花期は9月頃。ご覧の通り果実が赤く熟すと蛸の足を茹でたように赤くなるのが面白い。これも絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
お馴染みの水田雑草が咲いていました。上段はイボクサ、下段左はコナギ、下段右はミゾカクシです。
普通のツリフネソウに混じってピンク色のもありました。
ミズオオバコ(水大葉子):稲が植わった溜池に咲いていました。トチカガミ科ミズオオバコ属の1年草の沈水植物で花期は8~10月。両性花で自家受粉し結実する。
白花のミゾソバ
アカバナ:昨年は大群落があったのですが、今年は少ししかありませんでした。二つの谷戸に咲いていました。
ワレモコウ
谷戸ショウリョウバッタモドキ:イナゴとショウリョウバッタとの中間のようなバッタでイネ科の植物を食する。私の初見。
同じく谷戸にいたカエル:ニホンアカガエルかヤマアカガエルのどちらでしょうか?
山道で咲いていた花
ホソバアキノノゲシ(細葉秋の野芥子):キク科アキノノゲシ属の1~越年草で花期は8~11月。アキノノゲシの品種で葉が細く羽裂しないもの。
ツリガネニンジン
ヤクシソウ(薬師草):キク科アゼトウナ属の越年草で花期は8~11月。シロオビノメイガが吸蜜していました。シロオビノメイガ(白帯野螟蛾)はツトガ科ノメイガ亜科の小さな蛾で昼間から活発に活動し花に吸蜜する。人家周辺にも多い。
以上
いつもブロク 楽しく拝見させていただいております!
コロナのせいで、今年は一人歩きが多くなり、小野路の谷戸を何回も訪れました。
私は 細い路までよくわかる
このページの地図がとても役に立ちました。
http://www.sudo2.com/tama/a9/index.html
HP 図師小野路歴史環境保全地域
詳細で分かりやすい地図を教えていただきありがとうございます。
この地図を拝見すると前回何処でどう迷ったかはっきりわかります。
これで次に行くときは迷わず歩けるでしょう。
本当にありがとうございました。