8月13日。今日は裏高尾まで車で行き、酷暑を避け日影沢から一丁平までの主に沢沿いの散策です。
沢沿いの道は昨日の激しい夕立で水があちこちに流れて湿っていました。そのため種々の蝶たちが吸水に来ています。
日影林道で久し振りでスミナガシに出会いました。スミナガシはタテハチョウ科に属する蝶でご覧の通り黒字に青みを帯び白い斑点を散らした独特の渋い色合いと模様を持っています。撮影できていませんが、吸水するときは赤い口吻との組み合わせで本当に綺麗で私の好きな蝶の一つです。日光が当たればもっと青みが目立つのですが。この写真は私が通りかかったため、吸水を中止して脇の樹に止まった時に撮影したものです。
和名の「墨流し」は墨汁を水面に流して作る墨流しという手法で染めた色合いに似ていることからつけられたという風流な名前です。
日影沢沿いの道で吸水中のモンキアゲハ:大きな白い斑紋が目立つ日本最大級の蝶です。
カラスアゲハ:金属的な光沢をもつ綺麗なアゲハ蝶です。
アゲハチョウでは他にクロアゲハ、オナガアゲハが吸水しており、他の科の蝶ではサカハチチョウやコチャバネセセリが吸水していました。
蛾では日影沢沿いでヨツメエダシャクが止まっていました。ヨツメエダシャクはシャクガ科エダシャク亜科の大きさ開帳40~59㎜ぐらいの蛾で黒い四つの斑紋が特徴的な蛾です。
他にカギバガ科のオオカギバがいましたが撮影できず。オオカギバは最大級のカギバガで飛んでいると大きなモンシロチョウのように見えます。
フクラスズメの幼虫が草の葉を食べていました。フクラスズメはヤガ科シタバガ亜科の蛾で大きさは前翅長30~40mmぐらいの大きなヤガです。参考に成虫の写真を付けておきます。
ご参考:フクラスズメ
山野草は次回に。
以上
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