八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

片倉城跡公園:ハチオウジアザミ?他

2019-10-02 20:00:26 | 

今日は片倉城跡公園、栃谷戸公園へのお散歩です。

先ず、片倉城跡公園の湿地に咲くアザミですがハチオウジアザミではないかと疑われます。

ハチオウジアザミは多摩西部の湿地で発見され、2012年2月に新種のアザミとして登録されています。このアザミは長池公園で保護されていますが、その後多摩の各地で似たアザミが発見されています。トネアザミによく似ているのでなかなか見分けが難しいのですが、片倉城跡公園の湿地に咲くこのアザミは、①まず湿地に咲いている。②総苞がやや細長い。③総苞片がトネアザミより短く、反り返りが弱いか反り返らない。④葉の切れ込みが浅い。等の理由からハチオウジアザミではないかと疑われます。詳しい方ご教示くだされば幸いです。

ハチオウジアザミ?

       

ご参考に高尾山紅葉台南巻道で撮影したトネアザミを添付しました。葉を撮影していないのが残念です。

この他片倉城跡公園で今咲いている花達です。

湿地でコナギ(小水葱):ミズアオイ科・属の1年草で代表的水田雑草です。もちろん、先日ご報告済みのイボクサ、、タカサブロウも咲いていました。

   

コケオトギリ(苔弟切):オトギリソウ科・属の1年草です。今日は一株だけ見つかりました。

イシミカワ(石実皮):タデ科イヌタデ属のつる性1年草。開いた花を撮影するのが難しい。これもまだ開きかけですし、蕾が一度に咲いたのを見たことがありません。もう果実がぼちぼちできています。

これから先は栃谷戸公園に移ります。

先ず、ハクチョウソウ(白蝶草):北アメリカ原産のアカバナ科マツヨイグサ属の多年草。

アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩):マメ科ヌスビトハギ属の1年草。3枚目の写真には果実が付いており、ヌスビトハギの果実が2小節果に対し、アレチヌスビトハギは5~6個の小節果からなります。

  

ここの田圃にも水田雑草4種が咲いていました。

コナギ:田圃の稲の間一杯に繁茂していましたが咲いている花は少なかったです。

イボクサ:片倉城跡公園ほど多くはありませんでした。

オモダカ:もう終盤で花の下方に果実が出来ています。この花は小比企の田圃の方が多くあります。

ここで思いがけなくキカシグサを見つけました。キカシグサはミソハギ科キカシグサ属の抽水植物の1年草です。これも水田雑草で湿地や水田に生えます。

今日出会った昆虫

ヒトツメカギバ:カギバガ科の蛾

トノサマバッタ:秋になると多く出てきます。

以上

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