久し振りで熱中症アラートが出なかったので片倉城跡公園近辺のお散歩に出かけました。
片倉城跡公園ではヤマユリが咲き終わり、その代わりにウバユリ(姥百合)が咲き始めていました。ユリ科の多年草。名前は花が咲くころには葉(歯)がないからということですが、実際は根元に葉が残っている。
他に咲いていたのは既にご報告済みの花達ですが
コケオトギリ(苔弟切):あちこちに沢山咲いています。
オトギリソウ(弟切草):まだ咲き残っていました。コケオトギリと同じ仲間。
キツネノカミソリ(狐の剃刀):いつもの年なら一面オレンジ色になるのですが、今年は草刈りのせいか下草が伸びていてキツネノカミソリが隠れてしまい多く咲いているようには見えません。
シュロソウ(棕櫚)も花数が増えていました。
コナスビ(小茄子)があちこちにありましたが、1カ所に花と果実が同時に見られました。共に葉の下に隠れるように付いているので上を向けて撮影しています。果実は茄子というよりもミニミニトマトのようです。今は緑色ですが熟すと色はどうなるのでしょう。
センボンヤリ(千本槍)の閉鎖花がありました。春に白い花を付けますが、夏から秋には閉鎖花を付け花を開かずに果実が出来ます。
ご参考までに次の写真は陣馬山麓で撮影したセンボンヤリの閉鎖花の写真ですが、これだけ多くあればセンボンヤリ(千本槍)と言ってもいいでしょう。また、千本槍とは閉鎖花から茶色い毛が付いた丸い果実が出来たものが毛槍に似ていることがその本来の由来です。
メハジキ(目弾)やヒオウギ(緋扇)、シギンカラマツ(紫銀唐松)もまだ咲いています。
メハジキ
ヒオウギ
ヤブミョウガ(藪茗荷)は果実になっていました。
ヌルデ(白膠木:ウルシ科落葉小高木)の葉はヌルデフシダニが作る虫えい:ヌルデボケフシが出来て多くの小さな瘤が出ています。
湿地では
ハネナガイナゴ(翅長稲子)が発生してヒメガマ等に止まっていました。
コバギボウシ(小葉擬宝珠)が最盛期です。
コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)もまだ咲いていました。果実が結実すればいいのですが。花の直径は10mmぐらいです。
湯殿川の縁にはガガイモ(蘿摩)が繁殖して多くの花を付けていました。この花は間もなく始まる草刈りまでの命です。草刈りがなければ大きな果実が出来るのに残念です。
多くのアリが花に吸蜜していました。
今日もアカボシゴマダラ(赤星胡麻斑)に出会いました。
帰り道の墓地にあるオオモクゲンジに若い果実が出来ていました。(訂正:この花はオオモクゲンジによく似ていますがモクゲンジの間違いです。お詫びして訂正いたします。由木の住人様からご指摘いただきましたので御礼申し上げます。遠目でしか見れないので葉の違い等違いの詳細調べられませんが、モクゲンジの花期は6~8月でオオモクゲンジの花期は9~10月頃と明らかに違います。)
ご参考までに6月29日に咲いていた花を添付しておきます。
以上