片倉城跡公園を散策です。しかし、すぐ雨が降ってきたので早々に退散です。
林下の奥にソバナが満開でした。ソバナはキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草でよく似た仲間にツリガネニンジンとフクシマシャジンがあります。見分けは萼裂片の形によるのが分かりやすく、ソバナはやや太い披針形、ツリガネニンジンは細く針形で、フクシマシャジンは披針形です。
公園の道端にナツズイセン:葉がスイセンに似ているためスイセンと名がついていますが、ヒガンバナ科・属の多年草で花期には葉がありません。キツネノカミソリと一緒で春に葉が出て枯れた後に花が咲きます。なお、ヒガンバナは花が咲いた後に葉が伸びます。片倉城跡公園ではいつも湿地の先の林縁に咲くのですが今年はまだ見ません。
ウバユリも咲き始めました。
イチョウの大木の下に今年も小さなイチョウの林が出来ています。昨年落ちた銀杏(ぎんなん)が芽吹いたためですが、いつも大きくはならないでなくなります。この時期だけの見ものです。
菖蒲田にアカトンボの1種ミヤマアカネがいました。深山と名がついていますが平地にもいます。雄は成熟すると真っ赤になりますが、今は出始めで雄雌ともまだ黄色のため区別がつきません。この仲間で翅に褐色の帯があるのはミヤマアカネだけなのですぐわかります。
こちらはまだ羽化したばかりなのか体の色も翅の色も薄い。
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