小比企の水田にあるオモダカを見に行きました。水稲より大きくなっているのですが、花が咲いていません。ここのオモダカはアギナシぐらいに大きくなるのですが、大きいものは花を付けないようです。もっと小さい普通の大きさのオモダカは蕾が付いているのが一株あっただけでした。
そこで近くの栃谷戸公園へ出かけました。沢山咲いていました。
オモダカ(面高)はオモダカ科・属の多年草で水田雑草の一つ。その名前は矢尻の形をした葉を人の顔に見立てたというのですがどうでしょう?この栽培改良種がクワイです。
オモダカの葉
オモダカの花:総状花序の上方に雄花が付き下方に雌花が付きます。
雄花:白い花弁が3枚で雄蕊が多く付きます。
雌花:白い花弁が3枚で雌蕊が多数付きます。
他のコナギ等の水田雑草も沢山出ていましたが、花が付いているのはオモダカだけでした。
池の側にサンカクイの雌花が咲いていました。サンカクイ(三角藺)はカヤツリグサ科フトイ属の多年草で湿地に多い。花序は束生で柄を持つものと持たないものがある。茎の切り口が三角形になる。よく似たカンガレイ(寒枯藺)は花序に柄がない。
水田の稲も咲いていました。笹の花とそっくりです。
北アメリカ原産の帰化植物であるハクチョウソウも咲いています。
綺麗で大きな蜘蛛のナガコガネグモの雌がいました。草原や林の周辺、田圃などにいます。雄は貧弱で小さく綺麗な模様もありません。
シャチホコガ科のツマキシャチホコがいました。何か木屑のように見えますね。擬態しているのでしょうか。
以上