カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1582 『映画 ゴッドファーザー』 

2016年03月08日 | 日記





 


『ゴッドファーザー マーロン・ブランド』  2016年3月8日












『ゴッドファーザー』原題: The Godfather 1972年(昭和47年)公開アメリカ映画。監督はフランシス・フォード・コッポラ。

マリオ・プーゾの小説『ゴッドファーザー』の映画化作品。公開されると当時の興行記録を塗り替える大ヒットになり、

同年度のアカデミー賞において作品賞・主演男優賞・脚色賞を受賞した。1990年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されたらしいね。













  『ゴッドファーザー アル・パチーノ』















此の映画の公開当時は、 グアム島で元日本陸軍兵士横井庄一発見、連合赤軍によるあさま山荘事件、

大阪市南区(現・中央区)で千日デパート火災 死者118人の大惨事、イスラエルのテルアビブ空港で日本赤軍乱射事件で24人死亡、100人負傷。

6月に田中角栄通産相が「日本列島改造論」を発表して、翌7月に 第1次田中角栄内閣が発足したのもこの年だね。












『千日デパート火災 1972年5月13日』







8月には、 アメリカ合衆国が、ベトナムからの地上勢力の撤退を終了して、12月には、北爆を再開(ベトナム戦争)してるね。

オレは、朝6時頃から深夜の翌1時頃まで仕事に追われて生きていたよ。昼間の商いが落ち着くと2~3時間の休憩があったけど働き詰めだったね。

だから、好きな映画もとんとご無沙汰してた。行きたいなあと思っても行く時間がなかった。この時は、お小遣いは、たんまりあったんだけどね。






















上2枚とも、オレの記憶が正しければ 『1972年当時の道頓堀川に架かる戎橋』だね。









ビジネス街で店張ってたから休みだけが進んでいて週休二日制だった。でも土曜日は、もうガタガタで一日寝てたよ。

日曜日は、覚えたての釣りに嵌って丸一日淀川にこもってた。此の時間が、何よりも息が抜けて好きなことに没頭できる最大の愉しみだったね。

『ゴッドファーザー』の公開は知ってたけど封切り映画館では観なかったね。惜しいことしたよ。後、何処だったかなあ? 2番館で観たよ。













The Godfather Theme ? Nino Rota















マーロン・ブランドが上手いってのは、もう、周知の事実で、この映画でも素晴らしい演技だね。大画面に負けない存在感で圧してる。

此の映画でずば抜けて注目を引いたのはアル・パチーノだね。上体のみですべてを表す演技力、眼が言葉になって納得させる。

小柄な男と思わせない。役者のための顔を持ってるよ。オレは、なんでも貶(けな)す悪い癖を持ってるけど、この男には、文句が出ないよ。





根っからの役者の職人だね。グレート・プロフェッショナルだよ。「おおっ英語だね」 僅かに知ってる単語の貼り合わせだよ。思わず褒め言葉を探すよ。

こういう本物の役者が歳を喰って、そして消えていくってのは勿体ないねえ。ジーン・ハックマン、ロバート・デ・ニーロ、そしてアル・パチーノ。

他にも、名前が覚えられない役者の中に居るけどね、その中でも、この3人は、特に、グレート・プロフェッショナルだよ。「お前の好みで云うてんだろ?」





馬鹿め、役者の演技ってのはね、口に入れて誤魔化せない味と同じだよ。食べたときは美味いけど、流れるねとか、後味がしつこいねとか、食感は正直だよ。

万人が喰って美味いって云わせて味の虜にさせて、また喰う、本物だね。役者に限らず売るってことはそういうことだよ。

人を魅了するってのは、そうそう、簡単に身につくもんじゃない。見えない努力の為せる技だろうね。それと懲りない根性だろうね。





「才能だろ?」 そう才能もたしかに大きい、大きいけれど才能を持った奴は、花は容易に開いても、その分、苦しみまくらねば、すぐに枯れる。




















『マーロン・ブランド』 本物の職人としてブランドを残したね 無駄に年輪重ねてないね 「おまえは?」 年輪を感じさせないよ 「恥じろよ」















第二次世界大戦が終わった1945年。イタリア系アメリカ人のコルレオーネ家は、ニューヨーク市郊外の高級住宅街の一角を占める広大な土地に

屋敷を構えている。映画は、ドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の娘コニー(タリア・シャイア)の豪勢な結婚祝賀宴からはじまる。

大柄で気性の激しい長男ソニー(ジェームズ・カーン)、大人しい次男のフレッド(ジョン・カザール)





それに血は繋がらないが兄弟同然に育った弁護士のトム・ヘイゲン(ロバート・デュヴァル)このロバート・デュヴァルも、なかなかいい味出してるよ。

この人は、この映画の4年前、スティーブ・マックィーンの映画 『ブリット』で、名もないタクシーの運転手役を演じてたんだよ。僅かなシーンだよ。

オレは、自分で見つけたよ、あれ、この人何処かで見たなあって思ったの。あちらの役者に歳は関係ないね。よく頑張ったよ。















『インテリらしい知性を匂わせてロバート・ヂュバル アル・パチーノ』 この映画で、ともに大スターに成ったね











宴の中、海兵隊大尉の制服に身を包んだ三男のマイケル(アル・パチーノ)が、恋人のケイ(ダイアン・キートン)を伴い久しぶりに帰宅する。

ケイは、突如現れた人気歌手ジョニー・フォンテーン(アル・マルティーノ)に目を丸くしてマイケルに種明かしをせがむ。

マイケルは、ドンが非合法な手段により、この歌手を救った過去を明かすんだね。彼の父が組織暴力のトップ「ゴッド・ファーザー」であることも、
















『ケイ・アダムス(ダイアン・キートン) マイケル(アル・パチーノ)』













『ケイ・アダムス(ダイアン・キートン)』













『マイケル(アル・パチーノ)』










ソニーもフレッドも組織の幹部であることも、トムは組織の顧問、相談役としてあることも率直に伝える

驚くケイにマイケルは、彼らは家族として重要な存在だけれど、自分は、その家業には無縁であると誓う。それでも、やっぱり怖いと思うよ。

人気歌手ジョニー・フォンテーンは、ドン・コルレオーネに映画出演を干されて困っていると援助を乞いに来てんだね、















『人気歌手ジョニー・フォンテーンは、ドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)に助けて欲しいと縋(すが)る』










萎えてるジョニーに「しっかりしろっ」と喝を入れて引き受けるんだね。この人気歌手ジョニーのモデルは、フランク・シナトラらしいね。

フランク・シナトラは、女癖が悪く映画プロデューサーの秘蔵っ子の女優と引っ付いたために映画出演を干されたんだね。

其の映画は バート・ランカスター、デボラ・カー、モンゴメリー・クリフトら出演の大作 『地上より永遠に』らしいんだね。





ドンの計らいで映画に出演が叶ったフランク・シナトラは、この映画でアカデミーの助演男優賞に輝き復活を果たすんだね。















『地上より永遠に』 向かって左一人おいてモンゴメリー・クリフト フランク・シナトラ













『地上より永遠に』 有名なシーンだね、南街劇場の西階段を下りたところで、この映画の大ポスターを見た覚えがあるね。











後先になるけれど、ドンからの指示を受けたトムは、ハリウッドの大物映画プロデューサーに交渉するんだけど罵倒されて引き上げる。

その夜、ハリウッドの大邸宅で絶叫がこだまする。大物映画プロデューサーは競馬の馬主で高額な馬を見せびらかせて高慢この上ないおっさんなんだね、

深夜、異常な感触を感じて目覚めると全身が濡れているんだね、慌てて布団を捲り上げるとベッドは血の海、愛馬の首が血を噴いて足元に転がってる。



























こんなの追いかけて書いてたら明日になるね。まあ、怖い映画なんだけど、今までのギャングものと違って、裏社会なりに情緒があって品があって

流れる空気は人間的な情の温かみを漂わせて曲がらぬ掟の中で折れていく人たちの悲哀も覗く。

表も裏も生きているのは人間だから利害にかまけて姦計入り乱れるのも似たようなもので、其のけじめの着け方が優しくないだけだね。





表の世界の戦争や紛争となんら変わりはない。惨たらしく殺し殺されている事実を知りつつも、我が身に及ばなければ忘れて笑って生きている。

牛や豚や鶏などの所を目にする機会もあまりないだけで、人類の食を担って恐ろしい数の生き物が、日々殺されてる。

知らぬだけなんだね、知っているけど知らずに済んでるだけなんだね。そのスライスされた綺麗な肉を笑って気取って食してる。





裏社会の人たちは、それらを知って見て感じて、敵となる者を、直接、息の根を止めて明日を守ってる。

殺し殺され生きるということを常に肌に感じつつ、今日を生きているということに本当の感謝を知っているんじゃなかろうかね? 

こういうのを不条理って云うのかね? 不潔な奴を寄って集って洗濯して散髪して綺麗に身繕いして心がけを正せば清潔な人に変わる。

















『バージル・ソロッツォ (アル・レッティエリ)』 スティーブ・マックィーンの 「ゲッタウェイ」で殺し屋を演じてたね なかなか凄味があったね













『前線で勲章をもらう働きをしたマイケル(アル・パチーノ)だから生死を賭ける場面でも腹が座ってておかしくない』











つまるところ、それだけの事じゃないのかね? 人間は、所詮、上辺で生きているんだろうかね? 「そんなん云うても仕方ないやん」なんだろうね。

それを維持するために働いて金を作らねばならない。結局、人は儲けることが第一ってなるのかね? 
 
それならば、裏社会の存在も在っても仕方がないんじゃないの? 儲け方の違いだよ。リスク払って儲けの大きな方に懸ける、男じゃないか。





「何にが云いたいねん?」 よう出てきてくれたっ。ビール飲みながら書いてたら訳解らんようになってきたよ。

まあ、そういう世界のお話しでした。 「どういう世界やねん?」 蒸し返すな。収拾つかんようになってんだから、もう終わろ。

「じゃあ、おかしくなってきた処まで消せ」 アホか、邪魔臭い。疲れ果てて、あと少しで家に着くのに戻る馬鹿おるか。





読んだ人に頼ろ、良い答えを見つけてください。「ズボラなおっさんやの~」 













































ゴッドファーザー 愛のテーマ





Speak softly, love
そっと愛を囁いて

And hold me warm against your heart
そして、僕を暖かく抱きしめて

I feel your word
君の言葉を感じ

The tender trembling moments start
愛にうちふるえる時がはじまる

We're in a world our very own
二人だけの世界で

Sharing a love that only few have ever known
ごく僅かな者のみ知る愛を分かち合おう



















Wine colored days warmed by the sun
太陽に照らされワイン色に染まった日々

Deep velvet nights when we are one
共に過ごした ベルベットのような夜


Speak softly love
そっと愛を囁いて

So no one hear us but the sky
大空のほかには誰にも聞かれないように

The vows of love We make will live until we die
二人で交わした愛の誓いは死ぬまで変わらない

My life is yours and all because
僕の人生は君のもの そしてすべては

You came into my world with love
君が僕の世界に愛をそっと届けてくれたから

So softly love.
愛をそっと届けてくれたから



















Wine colored days warmed by the sun
太陽に照らされワイン色に染まった日々

Deep velvet nights when we are one
共に過ごした ベルベットのような夜


Speak softly love
そっと愛を囁いて

So no one hear us but the sky
大空のほかには誰にも聞かれないように

The vows of love We make will live until we die
二人で交わした愛の誓いは死ぬまで変わらない

My life is yours and all because
僕の人生は君のもの そしてすべては

You came into my world with love
君が僕の世界に愛をそっと届けてくれたから

So softly love.
愛をそっと届けてくれたから



































The Godfather - Main Title (The Godfather Waltz) - HQ - Nino Rota






























































































































































































































居並ぶボスたちの前で、『わしは、息子を安全に国に戻してやりたい。息子に罪は無い。わしは迷信深い。万が一、息子が事故にあったり、

警官に撃たれたり、あるいは首を吊ったり、雷に打たれても、わしは、ここの誰かを憎む。その時は許さん』 この雷に打たれてもってのが全てを指してるね。



























































































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