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微々たることでもいい、日々の努力の成果というものを、なんでもいいから体験することが大事だと思うよ。なんでもいいんだよ。
それは、身から悟る抵抗のない産物なんだよ。その微々たる成果が、全てにおいて、自分を正しい道に誘(いざな)ってくれるよ。自我を抑える力となるね。
努力とは抵抗を撥ね退けやり続けることだから、常に自身と戦って克つことを知らず知らずに覚えるんだね。
やがて、それは快感に変わってくるんだよ。克つという快感だね。勝とうとする意欲を育ててくれるね。不思議な力だね。
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どうしようが、こうしょうが、全くもって向上の気配すら感じられないこともあるね。「おまえの写真か?」 よく解るね。
「シャッター押すときに脇を絞めろって云ってんだろうがっ」 脇を絞めてもブルブル震えるのを押えるのはどうする? 「三脚だろ」
あのね、使わないから、簡単に三脚だろって云えるんだよ。実際に使ってみろ、面倒なんだよ、此れがあ。
イタリアのマンフロット、フランス(現在はイタリア)のジッツオーなんて高級な三脚を何種類も所有したけどね、使い切ったのはゼロだよ。
下手したら、セットする段で、高級レンズ填めたカメラを落としてしまうよ。「慌てるからだろ?」 慌てるよ、人間の心理だよ。
此処って瞬間があるんだよ、其れを外すと、なんでもない絵しか撮れないんだよ。「それは一人前の奴が云う台詞だろ」 ああ、そう。
「おまえは、初歩も初歩、基礎がなってないよ」 しかしねえ、違いは解るね、いかにコンデジが進化しても一眼レフを越すことは出来ないね。
「具体的に云ってみろ」 う~ん、冴えだね、オレの写真で云うと、被写体の一部でしかないんだけど、捉えた一部分の冴えが全然違うよ。
云わば、切れるような描写力だね。「おまえの場合は、其の上に高級レンズが全てホローしてるからね、おまえは、持ち歩くだけだよ」 随分だね。
カメラって不思議な力を持ってるよ。防湿庫から取り出し2、3枚撮るとね、無性に出かけたくなるんだよ。「常に首に掛けておけ」 随分だね。
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今日は、9月28日じゃないか。「それがどうした?」 もう、10月じゃないか。ニ・シ・ム・ク・サムライだから9月は30日だね、あと2日か。
よおしっぃ~。「また、始まったね」 3度目の正直だよ、出かけるぞお~。行楽のシーズンだよ。「おまえとは無縁だろうが」ふっふふふ、今年は縁を繋ぐぞ。
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今日、ゆっくりと、DVD『ローン・サバイバー』を観賞したよ。全てが素晴らしい出来の映画だね。感動した。最近にない傑作だよ。
2005年6月、アメリカが誇る精鋭特殊部隊ネイビー・シールズによるアフガニスタンにおけるタリバーン指導者暗殺作戦中に起きた、
ネイビー・シールズ史上、最もたる悲劇といわれるレッド・ウィング作戦を、実際に作戦に参加し、
ただ一人奇跡の生還を果たした元隊員マーカス・ラトレルの手記『アフガン、たった一人の生還』を原作に映画化したものだね。
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『ローン・サバイバー』(原題: Lone Survivor)は、2013年制作のアメリカ映画。ピーター・バーグ監督
こんな傑作の最新作を200円で観れるなんて結構な時代だね。こんなに集中させられた映画にお目にかかるのは久しぶりだよ。
特殊部隊ネイビー・シールズの4人の兵士が、タリバーン(神学生)の指導者暗殺の命を受け作戦実行中に
羊飼いの連中と遭遇したことから計画は破綻。人道的な判断が、彼らを窮地に落とし入れるんだね。
追ってくる200人のタリバーンの猛攻に、全員が、身体中に被弾、被弾、被弾、壮烈なことになる。
鍛えに鍛え抜かれた精鋭なればこそってのを納得させられたよ。描写に手抜きがないね、
被弾して飛び散る血肉、撃たれて倒れるタリバーンなんかホントに実弾撃って殺してるみたい。「アホか」 リアルだよ、凄まじいんだよ。
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逃げるって、ただ走って逃げるんじゃないよ。行く手には断崖、他に回ることも出来ないほど切迫してる。
どうなとなれって走り飛ぶ。岩や石がゴロゴロしてる傾斜をおもくその勢いで転げる、落ちる、ぶっ飛ぶ、満身創痍の骨折の血だらけ。
仲間を思う気持ちが濃いんだね。それだけに悲壮感が迫ってくる。凄い映画だね。
戦争映画では、其のリアリティな描写は、「プライベート・ライアン」と双璧を成すね。
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アフガニスタンの村人が先人の教えに習い、タリバーン相手に銃を取り、最後の一人を庇い通して救うんだね。いやあ~実に素晴らしい映画だったよ。
オレ流に先人の教えなんて漠然とした言葉を使ってるけど、これは、「パシュトゥーンの掟」と云って、
「助けを求めてきた客人は、どんな犠牲を払っても守り抜く」 という2千年前からのパシュトゥーン族の習いなんだね。
この倫理規定のようなことは、アフガンの歴史に良くも悪くも影響があり、ビン・ラディンを匿ったとされたり、
普通に米軍とコンタクトをとっただけで、タリバーンに処刑されたりと、必ずしも自分たちの利益に繋がることではないんだね。
日本で云うとヤクザの仁義みたいなもんかね?
アメリカ英雄気取りなんて、真ん中取りの似非(えせ)正義漢みたいなのが、難癖つけて解ったような解説するのが出るだろうけど、
タリバーンの連中は、とんでもない野蛮人だね。そんなのが追ってくるから映画は、尚更、恐怖心を煽って面白くなるんだよ。
当地で、実際に戦い生きた人の云うことを重きにおくよ。安全な処で気侭に生きて似非正義漢面する奴は、当地へ行ってタリバーンと話しをして来い。
タリバーンって、兎に角、狂信的なんだね。意に添わぬ人は、羽交い絞めして首をチョン斬ってしまうんだね。クワバラ、コワバラ。
瀕死の重傷負って取り残された隊員が、どんな目に合わされるかとハラハラしたけど銃を向けよったからホっとしたよ。「殺されねんで」 状況から判じて仕方ないね。
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写真は左から、アクセルセン、ダニエル、ジェームズ、「マーカス・ラトレル」 エリック、マイケル(実在した本人)2005年6月28日撮影。
「マーカス・ラトレル」以外の兵士がアフガニスタンで戦死した。
援護戦闘ヘリ(アパッチ)不在のまま救援に向った輸送ヘリが、タリバーンのRPG(対飛行機携行ロケット砲)をまともに喰らって墜落爆発する。
搭乗員16名は全員死亡。ネイビー・シールズ隊員11名が含まれている。其の中の兵士(ジェームズとエリック)も、此の写真に映ってるんだね。
いかに鍛えに鍛えてもRPG一発で瞬時に死ぬときは死ぬ。粘りに粘って戦い抜いて瀕死の状態に追い込まれた仲間を救援に向かい、
当地の空に到着して、いざ、降下という段になって機内にRPGが飛び込んでくる。
どうしたことか衛星通信は通じない、携帯も通じない、緊急の救援が必要なときに援護の戦闘ヘリが出払って居ない、全てがついてないんだね。
なんでもない羊飼いの連中との遭遇がケチの付き始めなんだね。、解放するか、凍死か狼の餌になるかも知れないが木に縛り放置するか、もしくは排除(殺す)か、
4人の意見は分かれるが人道的な対処で結論、解放するんだね。解放されたタリバーン派の若者の足の速さ、身の軽さ、驚きの速さでタリバーンに伝える。
4人は、作戦続行を断念、通信が可能と判断される山の頂に向うんだけど、予想外の速さで追跡してきたタリバーンの戦闘員200名と遭遇する。
ついてない時は、正義の判断さえ裏目に出るんだね。戦いにおいて果たして正義が正しいのかどうか、結果的に19人の命を代償に値するものかねえ?
オレなら、足手まといな老人は解放しても若者は連行する。山頂で救援の連絡が通じた時点で解放すれば良かったんじゃないんかねえ?
作戦実行の特殊部隊ネイビー・シールズの4人の兵士
マーカス・ラトレル一等兵曹 (マーク・ウォールバーグ )
マイケル・マーフィ大尉 (テイラー・キッチュ)
ダニエル・ディーツ二等兵曹 (エミール・ハーシュ )
マシュー・アクセルソン二等兵曹 (ベン・フォスター)
あの状況で生き延びるってのは、その人が授かった生命力のなせる業(わざ)なんだろうね。彼は退役して現在一児の親になり平和に暮らしているらしい。