カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1227 『宇宙に繋がる無限の夢』

2014年09月12日 | 日記







 8月12日 なんか日が合わないね。「早く更新し過ぎなんだよ」







事務所の窓の脇で新聞配達のおっちゃんが、高1の女子をつかまえて自慢話に忙しい。話し相手を高1の女子に任せて、のんびりしてると二人の間から

「★★ちゃん、ヤッホ~」って、某私立大学付属の高2の女子が顔を覗かせて笑ってる。おう、今日は、早いね。

二人を擦り抜けて事務所に入って来て脇に立つと、オレの顔見て、ニッタラ、ニッタラ笑ってる。 どうした? 「疲れたわあ~」





オレの椅子を貸せってことか? 「そう」 オレと入れ代わって腰掛けてる。疲れてんなら真っ直ぐ家へ帰りゃあいいのにね。

「★★ちゃん、コーヒーは?」 なんでコーヒーがあるんだよ。「★★ちゃん、タダの券は?」 ああ、お店に、沢山ぶら下がってるみたいだよ。

「★★ちゃん、それでタダで飲んでるの?」 オレからは注文しないよ。お店の人が、云ってくれるの。そん時は頂くよ。





「わたしが行っても飲めるかなあ?」 其れを知ってるのは、お店の責任者みたいな人だよ。知ってるか? 「知らんわあ~」 

でも、もう、然程、残ってないかも知れないよ。〇〇〇が、飲んじゃったかも知れんよ。「〇〇〇って誰っ?」 なんで、睨むんだよ?

おまえ、知ってるか? 髪の毛の長い娘(こ)だよ。「ああ~ん」 知ってるみたいだね。「★★ちゃん、コーヒー飲みに行こ」 

















少し考えて、「やっぱり、★★ちゃん、貰ってきて」 あのなあ、なんで、オレが、貰いに行くんだよ? 「わたしが、留守を見ておいてあげるわ」 

「★★ちゃん、貰って来たりいや」 新聞配達のおっちゃんが加勢しよる。仕方ないね。「此の子のも頼むで」って、話し相手の高1の女子を指差してる。

アホか、オレは給仕さんかよ、両手にカップ持って、零さぬようにソロリソロリと帰って来るのかよ。みんなで笑ろうとおるわ。





「★★ちゃん、美味しいわ」 そらあ、そうだろ、おっさん、こき使って飲むコーヒーだからね。おまえは、しかし、根っからのお嬢様育ちやね。

「今度、★★ちゃんに、いつ遭えるかなあ~」 わりと遭ってんじゃないのお? 「これから9時回るねん」 遅くまで頑張るんだね。

壁のカレンダー見詰めて 「★★ちゃん、鉛筆書きしてる日は残業か?」 そうだよ。 「何時まで?」 「8時だね」 ニッタラ、ニッタラ笑ってる。





「★★ちゃん、其の日は、わたしが帰るまで居ときや」 なんでやねんな~、また、コーヒー運ばせる気か? 

「じゃあ、そういうことで」 どういうことや? 振り返って 「★★ちゃん、髪の毛伸びたやろ?」 うん、そういえば、長くなってきたね。

ニッタラ、ニッタラ、「ほなあ~帰るわあ~」 おまえなあ、其の作った様子と流し目はいかんでえ~。行っちゃったよ。





しかし、此の娘(こ)は、勉強一筋に縛られてるわりには、精神は、至って自由に解き放って明るいね。制御の術が長けておるね。

















こころなしか、夕方のお日さんの残照が秋の風情を見せ始めたように思うね。電柱や木々の影が地面に長く延びてる。うん、秋の気配だね。

日中は、まだ、暑いから残暑の頃なんだけど、朝夕は、一足早く季節の変わり目を迎えてるね。

そういえば、仰ぎ見る青い空は、いつしか入道雲が遠慮して白い綿を並べたようなウロコ雲に変わってるよ。季節は正直だね。

















来週の連休辺り、服屋さんに行って秋冬用のスラックス何本かオーダーメードしとこうか。此処のは、生地もいいし縫製もしっかり出来てるわ。

息子が、「おとん、そのズボン、格好ええわ」 おお、拵えてん。「ゆったりしてんのにスマートやなあ」って、褒めてくれたしね。

あれえ? おまえ、髭剃ったの? いつもの聖徳太子も悪くないけど、すっきりして清潔感がアップしたよ。親子で褒め合いしてんの。






「おとんは、脚長くないのに、なんか、格好がええなあ」 それは、貶(けな)してるの? 褒めてるの? 「身体の均整がとれてんのかなあ?」 

「此の子の脚は長いで」 脇から奥さんが口出してる。 「此の人は脚短い」 余計な口出しすんな。その代わり胴が長いわい、ざまあみろ。

「おとんは、ホンマに不思議やけど格好ええで」 自分の表現に笑っておるわ。「せやな、この人は、誰もが云うなあ、お母さんは、そうは思わんけどな」






おまえの美的感覚が狂っとんだよ。思わないのはおまえだけ。そうそう、此の前、葬式で、礼服着て兄貴のとこへ行ったやろ、暑いから上着は脱いでたけど

あんときも、「〇〇〇さんはホンマに格好ええわ」って、その話題でもちきりよ。余計に暑かったよ。「恥ずかしいんかいな?」 そう。

「おとんはな、スタイルだけやないねん、おとん特有の雰囲気が加味されて、そう見えるのんとちゃうか?」 どんな雰囲気や? 「う~ん?」

















「ほ~ぉん、正体の解らんおっさんやからなあ~」 この婆。「いや、そう、前も云うたやろ、そやねん、おとんは正体不明やねん」 正体不明?

「実体がないねん」 実体が無いっ? あるでえ。「いや、ないねん」 「そうそう、ないない」 ばばあが相槌打ってる。

それは、どう、受け止めたらいいの? 「おとんは、それでええねん」 正体不明で実体が無くてもええのん? 「そう」 






「此の人は、自分がないねん」 あるわ、アホッ。「おとんはなあ~、自分は、しっかり持ちながらも執着がない、変化(へんげ)自由な要素やなあ・・・」

こいつ、何とはなしに言い当ててるとこがあるみたいな気がするよ。「おとん特有の処世感から出来たものかも知れんわ」 う~ん・・・。

「均整のとれた姿と相まって、その特有の雰囲気とが融合して創り出しているのかも知れんわ」 おまえは、何処かの研究員か?






写真撮ったら9割がたが顔歪んで不細工なのに男前って云われるのもそのせいかな? 「そやっ」 「ただの錯覚云うことや」 カチンとくる婆やで。

おまえも、その錯覚に引っ掛かったと云うことか? 「そや、騙されたんや」 「それは、おとんの罪じゃないで」 そうそう。

「おとんは、騙したり遊んだりするタイプじゃないわ」 そうそう。 「おかんが、おとんの要素を、よう読み切らんかったんや」 「此の子は、ホンマにぃ~」

















正体不明で実体が無い、死ぬ前から幽霊かいな? なんでもええわ。でも、人って知らず知らずの間に見ているもんなんだねえ。

オレにあるのは滅びぬ夢だけだよ。夢は不可能を可能にする力だよ。

オレの場合は、夢の世界で独り遊ぶのが好きなだけ。夢遊病者一歩手前かね? でも、夢の力を知ってるのかも知れない。まず、へこたれないね。






成るならぬなんかは、二の次なんだよ。その魔力が全てだよ。人生を愉しむんだよ、その力だよ。

現実は戦うもの。現実に答えは求めない。現実は、事実のみが人を追い詰める。夢は、死んでも生き続ける、自由なんだよ。

「おまえ、ホントにそう思ってるの?」 思ってるよ。「現実逃避か?」 逃げずに戦っておるよ。相手になってやるよ、来んかえ。






夢の世界はね、わざわざロケット飛ばさなくても宇宙と繋がってあるものだよ。無限の世界だよ。現実のコロッケひとつで何人の人が喜べる?

夢のコロッケひとつの話を語れば、腹は満てぬとも、多くの人たちの心を満たすことができるんだよ。

解る人には解るだろうけど、解らぬ人からは馬鹿にしか見えないだろうね。そいでいいんだよ。なにが正しいかなんて人生に答えは無いよ。

















なんか、話が横道に逸れちゃったね。もう、格好云々云う歳ではないね、貧乏丸出しよりは、それなりの服装ができれば、それでいい。

この際、ブレザーも、色柄の気に入ったのがあったら拵えて貰おうか。今年の冬は、ちょっとお洒落してどこぞへ出かけよ。「何処へ行く?」

おまえが、それをいちいち聞くから面倒になるんだよ。何処でもいいんだよ。久ぶりに映画も映画館で観たいしね。






映画館も時間制になってから行ってないし、ちょっと、梅田の変わりようでも見て歩くかあ。「何処のおのぼりさんやねん」 大阪のおのぼりさんだよ。

梅田は何度も行ってるけどね、ビルからビルへ交叉点を跨ぐ陸橋ばかり利用してるから、周りは、てんで見ることがないんだね。

まあ、何処でもいいや、気晴らしに街ん中のんびり散歩してりゃいいお店に行き当るかも知れないよ、それと、綺麗な女性(ひと)にもね。












『1966年(昭和41年)12月 大阪梅田交叉点』 









『1966年 (昭和41年)  3月 大阪梅田交叉点』








『現在 大阪梅田交叉点 西から見る』







「暫く、見てないからって、過去の写真が古すぎるんじゃないの?」 48年経過してるね。たしかに古すぎるね。

古すぎる写真の梅田を親父の仕事の配達で自転車飛ばして走ったり、市電やバスで行ったり来たり、馴染み深いところだね。

空は、季節に追われて様変わり、街は、時代に追われて様変わり、人は、歳月に追われて老けて弛(たる)んで様変わりだね。

















翌日、終業間際に夕刊に目を通していて流すように見てるぶんには、小さな活字も苦なく読めてるんだけど、

ちょっと気になったところをせこ入れて読もうとすると霞むんだね。天井の照明の真下に広げて、なんとか読んでると背後で人の気配。

振り返ると、あれえ? 某私立大学付属の高2の女子が、窓枠に鞄を載せて、其の上に頬杖ついて見てるよ。あれえ、おまえ、なんや? 早いね。






おまえ、いつから其処に居たの? 「ずっと」 ああ、ホントお~。なんだよ、その見下ろしたような目つきは? 笑ってる。

9時じゃなかったのか? 「部活」 部活休んだのか? 「そうやねんっ」 えらい嬉しそうやね。部活休んだら、このぐらいの時間か? 「そう」

「★★ちゃん、何してんの?」 うしろで見てたんだろ? 新聞読んでんだけど字が見えないの。耳も聞こえない、頭は悪い、三重苦だよ。






おまえ、いつもニコニコしてるのに、ふっと寂しそうな表情をするね。なに考えてる? 黙って見てる。おまえなあ、そんなにじっ~と見るなよ。

オレはな、昔から、女性に見詰められると、なんか、凄く、恥ずかしくなるんだよ。そうっそんな目だよ。やめろ、アホ。

彼氏・・・なんだったかなあ? 彼氏・・・「居ない歴のことか?」 そうそう、おまえ、金色蹴って、其のあと彼氏できたろ? 「なんで知ってんのん?」



















おまえが云ってたろが。あれは、どうなった? ふられたのか? 首ふって舌出してる。ふったんか? あれからしたら居ない歴は短いだろ?

おまえ、ふるんじゃなくて友達で線引きしてやね、そんなの、何人か置いておけば退屈しないだろ? 「そんなん、うざといやん」 ゴキブリみたいやね。 

「迫(せま)ってきたらどうすんのん?」 大笑いだよ。そんな無礼者には云ってやれよ、おまえは相手じゃないって、引導渡してバイバイだよ。






〇〇は、何人も相手にするタイプじゃないね? 「そんなん、ようせんわ」 〇〇、おまえはね、人間性とルックスで云えば、かなり上に入るよ。

自信を持ってゆったり構えてろ、いずれ、デカイのが釣れるよ。「せやろかあ?」 伸ばした髪の毛、顔に巻きつけてる。なにしてんの? 喜んでんか?

満面笑みして喜んでるよ。此の娘(こ)は、色が白いから照れたら頬がピンク色になるよ。健康そうな子だね。「ほなあ~★★ちゃん、帰るわあ~」 






おう、今日は、時間にゆとりがあるからのんびりできるよ。「バイ~バイ~」 ちょっと話すと気が晴れるのかねえ。

















昨日、今日と話のネタが浮かんでこないから、有ったことで間に合わせておこ。しかし、なんかダラダラと長かったね。




























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