カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1765 『古い写真見てて、あの頃のオレも今のオレも変わってないね?』 それは大変だろ?

2017年02月16日 | 日記






 『ダンケルク』1964年ジャンポール・ベルモンド 東京日比谷 2017年2月16日






遠い昔、其の場に居合わせた訳じゃないのに、何故か記憶とダブさって実際のように消えない風景が在るね。

其れは、ほんの少しの時間差ってのかね、見る角度かな、想像に被さってあたかも実像化されていったものかも知れない。

そんとき確かに自分で見てんだね、其の絵を確かに見たんだね。記憶に残ってる映像そのままに息づいてるように鮮明なんだね。





オレは、何処から見てたのかなあ? なんか、本当に見てたよって思う時がある。此の写真がそれだね、

部分的ではあるけど、実際、其の頃ウロウロしてたから馴染みの場所で、よく記憶に残ってるところだよ。

此の写真を見つけて、オレ、ここから見た感覚が残ってるよって思ったの。阪神デパートの屋上から見下ろしてんだよ。





左に阪急百貨店、右の富国生命ビル、其の間を天神橋筋6丁目に通じる市電の通りが走って、其の前にシネラマOS劇場が在る。

1960年代となってるね。兄貴とウロウロしてた頃だよ。兄貴は、オレと違って外へ出たがりのタイプだったから、よく付き合わされたよ。

デパートへ用もないのにウロウロしてたらご機嫌な奴で長くうろついてるとオレは頭が痛くなって来るんだよ。





当時のデパートの中ってのは、冬場は暖房が利きすぎてフラフラになって気分が悪くなるのを覚えてるよ。

なにが面白いねんって、外へ出て、暫くしないと体調が戻らないんだね。此の時分から世間の人たちは馬鹿どもが多いままなんだよ。

阪神デパートの屋上へも、毎度、付き合ったよ。ギュウギュウ詰めのエレベーターに乗って、こんなので閉じ込め喰らったら死ぬ怖さがあったよ。





屋上への階段上ったらホッとしてんだね。一息ついて生き返るんだよ。そんなころ、此の写真の風景を見た覚えがあるんだね。













『1960年代、大阪梅田 左に阪急百貨店、右の富国生命ビルの下にシネラマOS劇場、凄い描写だね』








その時々に、季節が、そう感じさせるんだろうけど、当時、日本橋筋3丁目の松坂屋は、偶然、頃合いが良かったのかね?

おふくろらと買い物に着いて行っても、ゆったりして落ち着いた雰囲気で人間らしかったよ。

「同じ、梅田の阪神や阪急ってのは人間らしくなかったのか?」 そういうことかね? 館内の空気が良かったのを覚えてる。













『1960年(昭和35年)日本橋筋3丁目の当時の松坂屋』 今は、高島屋別館になってる。








其の当時から金に縁のある奴らが、こぞって買い物に来る沿線ではなかったのかなあ? 

阪急にしても阪神にしても急行、特急を利用する山の手の連中がしゃなりしゃなりと買い物や食事に徘徊しよるんだよ。「徘徊?」

ブタに真珠どもが。「おまえも変わらんね」 喩えだよ、流れる歴史の血を堅持して純潔の伝統を守らねばならん宿命に生きてる。





だから、おかげで日本は守られているんだろうね。有象無象で在ってはいかんものがある。 「おまえは?」 有象無象だよ。

此れでもね、有象無象の中の一匹狼を生きて死ぬ矜持は捨てず此処に在るってのがオレの心意気だよ。

エレベーターに押し込まれて不安を我慢して屋上に上がって新鮮な空気を吸い込んでホッとする、まあ、人生みたいなもんさ。





我慢を覚えるね、生きるってことは我慢と忠実であることが自分だと言い聞かせてるところが狼の正体だね。「そんなんか?」 そうだよ。












『ダッコちゃん 1960年(昭和35年)発売』







人生に多くは望まん。自分を見失わずに生きる、それだけだよ。「寂しいだろ?」 人はひとだよ、オレはオレだよ。

1960年(昭和35年)世はダッコちゃんブームだったね。オレんちも兄弟がそれぞれ買って貰って腕に着けてた頃があったね。

犬のハチ公だったかな? マルだったかな? 兄弟と一緒にほたえまくって牙立てて穴あけて振りたくって、こいつ、もう止まらないんだね。












『1960年(昭和35年)ダッコちゃん発売』









『1960年(昭和35年)ダッコちゃん発売』






ダッコちゃん売り出すのに、なんで街ん中で水着でハイヒールなんだよ。ふつうならおかしいで? いつの時代も馬鹿ばっかしだよ。

「ええではないかいな」 ええではないか、ええではないかで、おかしな奴が溢れて、今の時代だよ。

「なんで、ダッコちゃんなんだよ?」 其処に写真があったからだよ。あっ、そうそう、これもそうだよ、フラフープ。










『当時の子だね、年代打たなくても全体像でうかがえるね』





2年前の1958年(昭和33年)には、フラフープってのが爆発的に売れてブームになったね。オレも腰振って回してたよ。

まあ、こんなのを思い出してたら切りがないね。また、今度だね。














映画『ダンケルク』特報2【HD】2017年9月公開








『ダンケルク』 1964年(昭和39年)のジャンポール・ベルモンド、忘れた頃に新しくなって出て来るんだねえ。

































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