カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

独り言-213 『ドライブ』

2011年10月11日 | 日記







車のフロントに車載ビデオを取り付け、各地の道路を走行して撮り収めたフィルムをユーチューブに投稿する人が居る。

「楽しい趣味やね」実際に運転して見慣れた光景なんだけれどリラックスして観るのにはいいね。

事故心配する必要ないしビール呑みながらでもかまわないし。綺麗な映りのやつをダウンロードして保存している。






音楽聴くときに27インチのモニターに流して愉しむ。移り行く景色の流れと音楽は相性がいい。

東京や横浜の高速道路なんか走ったことないので目新しい。1980~95年頃の音楽流してドライブ気分を味わっている。

「また車乗ったろか」って誘惑されるね。






「ケンとメリーの愛のスカイライン」ってCM遣ってた頃に免許をとった。

「スカイラインを乗りたかったね」商売が傾きだした頃と重なって夢に終わったけど。車なんて買えなくなって弟の車借りて走ってたな。

軽い自損事故起こして「借金の上に借金被ったら自殺もんやな」って思うようになってから乗るのをやめた。






もう30年近くハンドル握ってないね。今、ハンドル握ったら慣れるまで手に汗かくだろうな。オートマになってるから楽だろうけどね。






高速道路を走っている光景を見ながらウトウトとする。「ハッ」と気づいたら相当の距離を走り過ぎている。

「あかんなぁ~死んどるがな」また暫くすると「ハッ」っと目覚めるを繰り返して「歌が一曲終わるまでに死亡事故3回やね」

寝たらあかんって思ったら余計に眠たくなるね。






昔、弟に付き合って長野の松本までドライブしたことが何度かある。






帰りは、案の定「疲れたぁ、しんどい~」なんて唸りよるから「オレが変わってやるよ」って云うと

「お前の運転なんか乗れるかっ」なんて偉そうに毎度の如く拒絶しよる。「じゃっ、黙って運転しろ」って言うと「お前は寝れるからええわなぁ」って、

訳解らんこと云うので「お前の運転中は寝んよ」って言った手前、眠たくなっても頑張った。一昼夜寝てないし助手席に居ると睡魔が面白がって襲ってくる。






馬鹿気違いの弟に付き合うだけで疲れるのに、じっと座っているだけの助手席では「はい、寝てください」ってなもんだから「起き続けるのは厳しい」

そのうち「わっ」って大声出してる。「なっなっなんやっ?」って弟が慌ててる。「いや、なんでもない」

また暫くすると「わっ」って身体起こして前方を凝視してる。「なっなっなんやねんっ??」前見て運転しているのに改めて前を凝視して慌ててる。






「豚やら乳牛やらがっ、象までがっ向こうから飛んでくるねんっ」「幻覚やろっ」「いや・・・そうかぁ?」

迫って来る大きな立て看板がそれに見えるらしい。洋画の「ツイスター」って映画で、竜巻に巻き込まれた乳牛やトラクターが

車に向かって飛んでくるシーンがある。「ありゃ、あの時の幻覚そのままや」って思ったね。

















しかし、オレってろくでもない思い出しかないね。あいつと走っていて「すっげえぇ」って感動したのは、何号線かは忘れたけれど、

伊丹空港の着陸地点に接する道路を通過する手前で、デカい航空機が眼の先真近を着陸する寸前に遭遇したことかなぁ。

真っ青な空をバックに其の光景は弩迫力やったね。






でかい音で音楽流して滑るように走っていて、まるで計ったような絶妙のタイミングがオレの感性を刺激したね。

あの一瞬が絵になって脳裏に焼きついてる。それ以外は、もうほとんどろくでもないよ。

あいつのお陰で「車はもういいよ」ってウンザリするほど付き合わされたね。距離にして地球何回周ってることやら。






そんなの思い出すと、机の前でモニターに映るドライブ映像観ながら音楽聴いているほうがはるかにええね。

眠たくなって居眠っても、訳解らん怒鳴り声で起こされることもなければ、激突して飛んで行ってペチャンコになる事故もなく車は快調に進んでる。























休憩-31

2011年10月11日 | 日記








「三日の連休はゆっくりするね」と云いたいけれど「全然ゆっくりしないね」なんだか休んでも追われているみたい。

パソコンが好きだからいいようなものの「あっ」と云う間に仕事やね。

彼女もバイトで時間とられて、其の上テスト期間に入るから忙しないことだろうな。







終業間際に顔出すとニコニコと甲斐甲斐しく働いている。中学の野球小僧がくっついてくる。

「ホンマァ~鬱陶しいヤツやなぁ」ジュースやら焼き鳥をレジーカウンターに置いて後ろに立って待ってる。

「なんやねん、こいつ」気安く奢るから付きまとうんかね?







彼女を家まで送ってあげる。野球小僧がゴミを道に捨てると「ゴミ捨てるなっ」って彼女が本気で怒ってる。

後ろに回って見えないところで捨てて笑ってる。「馬鹿やで」

ニコニコ元気そうな彼女を送り届けてから「ツタヤに返しに行ってくるわ」って野球小僧と別れる。自転車でぶっ飛ばす。







「オレってホンマに歳忘れてるね」まだ若いときに西淀の遊歩道をおもくそ自転車でぶっ飛ばして会社に通った頃と、全然変わってないね。

































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